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終了南俊輔 個展「エクスペリメンタル プロジェクション」

  • 日程
    2013年03月30日 ~ 2013年04月20日

  • 時間
    14:00

  • 会場
    中央区北3条東2丁目 中西ビル1F

salon cojicaより南俊輔 個展「エクスペリメンタル プロジェクション」をご紹介いたします。

南俊輔は、8mmフィルムや映写機を素材にした作品を主に制作しています。

彼は近年、映写機という装置そのものや、映写技師による映写の行程、映像作品が完成へと向かっていく構造自体に着目してきました。

今展は「エクスペリメンタル プロジェクション(=実験・映写)」というタイトル通り、映写機の持つ本来の機能やその意味を分解・再構成し、映写の合成や変換を試みる「実験」を行っています。

会場では、2台の映写機を組み合わせ、それぞれのフィルムから出る映像を「合成」する装置、2台の映写機を組み合わせ、フィルムから出る映像を音に「変換」する装置を、展示・上映いたします。

映写機によって投影される映像には、実験を繰り返す中で生まれた、「ブレ」や「ズレ」といった、現在では「ノイズ」と判断されてしまうような要素が、大量に混入しています。

設置される装置にも、身の回りにあるものを即興で取り入れながら作られた、彼自身の試行錯誤の痕跡が、映像と同じようにある種の「ノイズ」として残されています。

彼は今、あえて8mmフィルムというアナログな装置を用い、かつて見られた「ノイズ」という存在を汲み取り、作品化することによって、デジタルでは表現し難い情感のある魅力を表現しながら、フィルム、カメラ、映写機、映画の可能性を深く追求し続けています。

各地で精力的な活動を続けて来た彼ですが、意外にも初めての個展です。
ぜひ、ご高覧ください。

【展示情報】

南俊輔 個展「エクスペリメンタル プロジェクション」
会  期/ 2013年3月30日(土)~4月20日(土)
パーティ/ 3月30日(土)19:00~*入場無料
上映時間/ 平日20:00~/土曜のみ15:00~、20:00~
会  場/ salon cojica
住  所/ 札幌市中央区北3条東2丁目中西ビル1階
営業時間/ 14:00~22:00(日・月曜日休み)

*各回10~20分程度の上映となります。
*上映時間外は、改造映写機と記録を展示いたします。

【プロフィール】
南 俊輔/Shunsuke Minami
1985年石狩市生まれ。現在、北海道教育大学大学院在学中。
記憶の再現をテーマに映像作品の制作を行う。周囲20メートル内の出来事を8mmフィルム(カメラ)でスナップ撮影した作品のほか、マルチプロジェクションを用いた作品も制作。

[グループ展]
2013年
「室蘭市民美術館企画展 Action note⇔作用する地点」(展示)室蘭市民美術館/室蘭
2012年
「室蘭市民美術館企画展 VS.X」(展示)室蘭市民美術館/室蘭
2011年
「ISMIE2011」(上映)東京オペラシティタワー他/東京、京都
「モーション・フュージョン・リフレクション-現代映像のとある視点-」(上映)ATTIC/札幌
2009年
「大木裕之+Various ArtisisⅡ」(上映)武部建設結ホール/岩見沢
「岩見沢アートプロジェクト Zaworld」(展示)iwamizawa90°/岩見沢
2008年
「さっぽろアートステージ2008 500m美術館」(展示)大通地下鉄コンコース/札幌
「SPIRAL」(展示)PRAHA2+deepsapporo 9J/札幌、北海道教育大学札幌校 談話室/札幌、iwamizawa90°/岩見沢
「明日、返事してもいい?チーム☆デザイヤ三人展」(展示)PRAHA2+deepsapporo内ルーム☆デザイヤ/札幌
2007年
「さっぽろアートステージ2007 アート!ミート!マート!」(展示)市民活動スペースアウ・クル/札幌
「PEACE展 vol.2」(上映)Gallery micro./札幌
「kanecho PARTY0126」(展示)富樫ビル/札幌
2006年
「SNOW SCAPE MOERE」(展示)モエレ沼公園/札幌

[企画]
2012年
「木村文昭上映会-唯一無二視点」(上映会)salon cojica/札幌
2009年
「大木裕之+Various ArtisisⅡ」(上映会)武部建設結ホール/岩見沢
2008年
「Fw:SPIRAL」(展覧会)北翔大学ポルトギャラリー/札幌


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