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日程2013年04月20日
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時間10:00
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会場なかの芸能小劇場 中野駅北口から徒歩5分 東京都中野区中野5-68-7スマイルなかの2階 03-5380-0931
「誰が私を救ってくれますか?」三年の歳月を経て完成した愛と真実の芸術映画
現在、多くの日本人が何らかの形でこころの病にかかっていると言われています。ではなぜこのような社会になってしまったのでしょうか?さまざまな理由があり、一言では決して言えませんが、あえて言うなら一人一人〈何のために生きているのか漠然としている〉のではないでしょうか?でもそこで、人は生きる目的があるんだということを今作品で訴えたいわけではありません。訴えるというよりは生きることに無意味さを感じている主人公の女が真実の愛を知り、たくましく生きていこうという姿を通してこの作品を「感じて欲しい」のです。そして各々今この時代を真剣に考え、何が今必要なのか追究して欲しいのです。
この映画を見た一人でも多くの人に「生きること」、「人を愛するということ」を真剣に考え、少しでもいい社会になってくれることを祈り、この作品を手がけました。
「光と闇」 監督斉藤一男
頼りにする家族も、友人もいなく、金と性の関係の義父と暮らしている統合失調症の女とクリスチャンだが愛する妻を亡くし生きる希望を見出せないでいる男、柿原。二人は何かに引き寄せられるように出会い、関係を作ってゆくうちに、女は次第に本来ある自分の姿を取り戻し、柿原は妻の死を受け入れていき、それぞれが生きる意味、人間とはいかなるものなのかを感じてゆき、再生してゆく。二人の内的心情を深く、丹念に描いたドキュメンタリータッチで描かれる芸術的抒情詩。
原作:六ッ崎由佳梨 監督/脚本:斉藤一男 主演:高橋奈央子
2007年 ロゴスフィルム製作 109分作品
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