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日程2012年05月09日 ~ 2012年05月27日
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時間12:00
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会場Fukagawa Bansho Gallery
● 作品について
厚く白い皮膚、深い皺、柔らかそうな角、ごわごわと逆立つ頭髪。モデルたちは顔にマスクを装着することによって現世の人格から隔離され、あの世からの使者でもあるような佇まいをしています。また、身体は衣服をまとわずに晒されることで時代や民族性といったものが削ぎ落とされています。角田みどりのフィルターを通して、松本順の作りだした一見恐ろしくもある生物は、儚く、繊細で美しいポートレイトとなり、私たちはその佇まいに悲しみや喜び、楽しさや怒りといったさまざまな表情を読み取ることができます。社会性が乖離した存在は、時代を超えたピュアな存在として現代の私たちに語りかけます。
●展覧会について
このたび、Fukagawa Bansho Galleryでは2012年4月29日から5月27日まで “変幻(Metamorphose)”と題し、角田みどり、松本順による二人展を開催いたします。角田みどりは1977年東京都生まれ、2000年上智大学外国語学部ロシア語科を卒業し、宮原夢画氏に師事した後2004年に独立しました。現在は東京を拠点に制作活動を行っており、今もっとも活躍する若手写真家の一人です。ファッションを中心とした雑誌・広告のキャリアを始め、CDジャケットなどの写真を数多く手がけており、2010年には渋谷Bunkamura Galleryなどで個展を開催、注目を集めました。松本順は1975年 千葉県生まれ、KIKUCHI TADASHI氏に師事した後2003年に独立しました。ファッション雑誌や広告、コレクションなどでヘアアンドメイクアップアーティストとして、独創的、且つ、ヴァリエーション豊かなスタイルを作り上げることで定評があります。
角田みどりと松本順の創作のきっかけは2009年の high fashionのモードページでした。そこで互いの創りあげる世界に共感した角田と松本は、その後も仕事の中でクリエーションを刺激しあうようになり作品の共同制作をはじめます。松本が制作したマスクをモデルに装着し、ヘアメイクを施して独特な生物を形創ると、松本は撮影の全てを角田に任せます。角田はその生物を、普段自分が手がけるポートレイトのように撮影します。このようなプロセスで撮られた今回のシリーズ作品は、2011年から制作が始められ、本展が初の二人展となります。
モデルは作家と親交の深い友人やファッションモデル、現代舞踏家など、作家との大きな信頼関係のもと制作協力を得られています。本展では新作を中心に10点前後展示する予定でおります。是非、この機会にご高覧いただければ幸いです。
●作家プロフィール
角田みどり
1977年 東京都生まれ
2000年 上智大学外国語学部ロシア語科卒業
2002年 宮原夢画氏に師事
2004年 独立
個展
2011年 ラフォーレ原宿gondoa
2010年 渋谷 Bunkamura Gallery
2010年 Gallery優空間
2010年 Galleryラヴァンド
グループ展
2011年「新鋭写真家44人による写真」 Kodak Photo Gallery
2011年「IPPO-Charity Photo Exhibision」 Muga Miyahara Fotografia
2011年「Guidance-導かれる人生-」 東京都現代美術館内content restaurant
2011年「Art photograph group show[視覚の先にあるもの]」 RECT VERSO GALLERY
2011年 銀座 Art Box Gallery
2011年「女性クリエーター博覧会」 CLASKA The 8th gallery
2009年 銀座 Art Box Gallery
主にファッションを中心に雑誌、カタログ、CDジャケット、広告などで活躍中。
角田みどりWebsite
松本順
1975年 千葉県生まれ
1999年 KIKUCHI TADASHI氏に師事
2003年 独立
ファッション誌、広告、コレクションなどで活躍中。