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日程2024年04月10日 ~ 2024年04月28日
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時間12:00
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会場photographers' gallery
大島はこれまで写真を起点に、ペインティングやコラージュ、日用品を使った立体作品、映像やインスタレーションなど多様なメディアを組み合わせ、制作を重ねてきました。近年では、モノクロームの写真を背景に、絵具で描かれた鳥が雲の中を突き抜けてゆく《Tori》、タバコの空き箱をフレームにして実風景の映像と街の喧騒音とを組み合わせた《マルボロライトメンソール》など、短篇映像作品の制作に特に力を注いでいます。また2022年に開催した個展「Sequence —ワタシと何か」では、大島自身が人型のキャラクターと内省的な対話を交わすシーンを取り入れるなど、発表のたびに新たなアプローチを試みています。
本展では、既発表の短篇映像に新作を加え再構成した作品が展示されます。飲み干した空き缶、街の喧騒、動くキャラクターで構成される《レモンスカッシュ》、煙くすぶるタバコの映像に口笛の音色が重なる《ロマンツェの口笛》、友人の姉にまつわる話をもとにした既発表作を再編集した《雨にうたれても》など、十数篇で構成される「Playlist」。ときにユーモアを伴いながら、喜びや悲しみ、切なさなど人が抱え持つ繊細で柔らかい部分を揺さぶる大島の映像作品をぜひご覧ください。
■展示内容
短篇映像作品、計約30分
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