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日程2017年05月28日
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時間13:00
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会場神戸アートビレッジセンター(B1 KAVCシアター)(神戸市兵庫区新開地 5丁目3番14号)
関西クィア映画祭は「性」と「生」をテーマにした世界中の映像作品を上映するお祭りです。2005年の第1回から2016年の第10回まで、大阪・京都を中心に開催してきました。特筆すべきは何と言っても、トランスジェンダー映画、フェミニズム映画の充実さです。日本語字幕付きでは、ここでしか上映されていない作品もたくさんあります。
クィアとは、英語で「奇妙な/変な」という意味で、性的に「普通」ではないとされる人に対する蔑称として使われてきました。それを逆手にとって自ら「クィア」という言葉を使うことで、様々な少数派を肯定し、「ヘンでもいい」「不一致は私たちの豊かさだ」と 差異の権利を主張し、LGBTだけではない様々な「普通ではない」「典型的ではない」生き方をポジティブに捉え直す意図があります。更にはフェミニズムを踏まえ、私達の身の周りにある差別や権力の構造に対して、無関心であり続けるのではなく、その問題に気付き、立ち上がり意見をしようというメッセージも込められています。
そんな関西クィア映画祭の上映作品を地元でも上映したい!という思いから、この度「兵庫クィア上映会」の開催を決めました。
一度足を踏み入れると
アナタの人生を豊かにすること間違いナシ!!
多くの皆様のご来場をお待ちしています。
特設webサイト http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/
facebookイベントページ https://www.facebook.com/events/1329393883809632/
【上映作品紹介】
●●1枠目●●
開場12:45 開演13:00
『トイレのレッスン』
(Tara Mateik and the Sylvia Rivera Law Project/2003/米国/30分/音声:英語|字幕:日本語)
一日に誰でも何度も使っている、トイレ。必要なときに行かないわけにはいかない場所。これは女と男を隔離する場所でもある。その隔離を「安全性」や「使いやすさ」のためだと主張する人は、誰の安全性、誰の使いやすさを考えているのだろうか。
トイレに入るときに何のためらいも屈辱も感じず、「男女分け」されたトイレを暴力を恐れずに使えるあなた、もう少し勉強してみませんか?
関西クィア映画祭2006で上映
http://kansai-qff.org/2006/japan/prog/northamerican.html
『トランスペアレント』
(Jules Rosskam/2005/米国/61分/音声:英語|字幕:日本語)
妊娠し出産し、自分で子どもを育てている19人のFtMトランスジェンダーの物語。そこには、ピンクか青か、男か女か、ママかパパか、などの単純な二分法が通用しない現実が詰まっている。
「子どもとの関係では父親だけど、父親らしくしたい訳ではない」 「自分の妊娠ーそれは他人の妊娠を見ているようだった」 「女性の身体に閉じ込められた気がして、妊娠は嫌だった」 「よい親であるために、男女で役割に違いがあるとは思わない」 「私は親ではあるけど、母親でも父親でもない」 妊娠時に身体とアイデンティティーとの不調和を感じる人もいれば、男子として暮らしつつ妊娠する人もいる。
父親と母親の役割・親子関係・妊娠や出産の意味・性別のあり方、などについての新しい視点を提供する、全ての人にお勧めの映画です。
関西クィア映画祭2009で上映
http://kansai-qff.org/2009/works/transparent.html
●●2枠目●●
開場15:05 開演15:20
『これがピンクウォッシュ!シアトルの闘い』
(Dean Spade/2015/米国/56分/音声:英語|字幕:日本語)
イスラエル政府によるパレスチナ人への弾圧は日本ではたまに大きく報道されるときだけのことではなく、昨日も、今日も、この一瞬の時間も続いている。この作品は、イスラエルLGBT活動家をシアトルで歓迎をするのかどうかで揺れる現地のコミュニティーの激論になる様子が描かれている。シアトルでどう闘ったのか知る貴重な記録。監督は、社会正義と公平を求めるトランスジェンダーの活動家としても有名なディーン・スペード。「テルアビブはゲイフレンドリーの観光地というけれど、パレスチナ人の私はそこへ行くことさえできない(大意)」というパレスチナ人の声を聞いて欲しい。
関西クィア映画祭2016で上映
http://kansai-qff.org/2016/program_pinkwashing.shtml
●●3枠目●●
開場16:45 開演17:00
『TOO MUCH PUSSY! フェミなあばずれ、性教育ツアーで大暴れ』
(Emilie Juvet/2010/フランス、ドイツ/98分/音声:フランス語、オランダ語、英語|字幕:日本語・英語)
アーティスト、風俗嬢、ライター…様々な分野で活躍するフェミニストたちが大集結。「自分の体は自分のもの」を鍵に、超クールで刺激的なパフォーマンスを繰り広げるドキュメンタリー。関西クィア映画祭で何度も上映され、多くの“女性”に多大な勇気と元気を与えた大人気作、満を持して兵庫に上陸!
関西クィア映画祭2011で上映
http://kansai-qff.org/2011/schedule/p
●●4枠目●●
開場19:05 開演19:20
『BOTH』
(Lisset Barcellos/2005/米国、ペルー/86分/音声:英語、スペイン語|字幕:日本語)
レベッカは、スタントの仕事や素敵な友人、そして男性の恋人と女性の恋人の両方を持っているにも関わらず、何かが足りないと感じている。ある日ペルーからレベッカに送られてきたアルバムには、彼女の両親と、ずっと前に死んだ兄の写真があったが、レベッカは写っていなかった。しかしその後レベッカは、実は自身の幼年期が、両親と医者によって創りあげられた嘘によって塗り固められていたことを知る。
新生児のおよそ2000人に1人は、身体的特徴から完全に男児であるとも女児であるとも判別しづらい身体をもって生まれ、インターセックス(半陰陽児)と呼ばれている。そして、インフォームド・コンセントなしで勝手に手術され、ホルモンで「治療」をされている現実がある。BOTHは、監督本人、及びインターセックスの状態に生まれた人の実際の経験に基いて創られている。いつもは偽りと恥によって迎えられてしまう問題について、映画は、果敢に取り組んでいる。
関西クィア映画祭2006で上映
http://kansai-qff.org/2006/japan/prog/both.html
〇料金/1人
〈1枠〉1,000円 〈4枠通し〉3,000円
〈グループ割引き(1枠)〉2~4人のグループ900円
〈グループ割引き(1枠)〉5人以上のグループ800円
※各回入れ替え制
【情報保障】
聴覚障害者などへの情報保障のため、日本語作品にも日本語字幕をつけて上映しています。
また、会場スタッフは全員メモとペンを常備し、筆談に対応します。
【当日について】
・KAVCシアター内(神戸会場)での飲食はできません。
・上映会の参加に年齢制限はありません。
・託児は用意しておりませんが、お子様とのご参加も大歓迎です。
・参加にあたって不安などがございましたらお早めにご相談ください。一緒に考えましょう。
「神戸アートビレッジセンター」のトイレの使用につきまして、会場側と話し合った結果を案内させていただきます。
結論といたしまして、
今回、会場にあるトイレは、「女」「男」の性別指定されたトイレのみとなりました。
トイレの使用につきましては、ご自身の(性自認や使いやすさによって)使用したいトイレをお使いください。
「 女」「男」のどちらのトイレも使用したくない、使用出来ない方は、
神戸の上映会当日に、会場外にあります「性別を問われないトイレマップ」を配布いたしますので、そちらをご確認の上ご使用ください。
大変お手数ではございますが何卒ご容赦ください。
また、当日、万が一トラブルが起こった場合は、対応いたします。
不明な点がありましたら、スタッフまでお声かけください。
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