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終了スタジオマンゴスチン企画 短編映画上映会2015 「ハンズボン・夏の終わりに‥‥宿題やったかっ!?」

~今年のハンズボン上映会はアニメーションとボードビル!~

  • 日程
    2015年08月28日 ~ 2015年08月30日

  • 時間
    11:00

  • 会場
    EARTH+GALLERY

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会期: 2015年8月28日(金)~8月30日(日)
会場: EARTH+GALLERY
※展示作品は11:00~17:00までご覧いただけます。(入場無料)

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★上映会日程
|8月28日(金)|
①18:00~ 上映+ライブ
|8月29日(土)、30日(日)|
①14:00~ アニメーション作りのワークショップ  
②18:00~ 上映+ライブ

★入場料
・上映+ライブ:大人 当日3,000円 前売り2,500円(1drink付)/学生2,000円(1drink付)/こども500円(こどもdrink付)
・アニメーションワークショップ:1,500円(1drink+お菓子付)

”映画の始まりはボードビルから”

多くの人にとってサイレント映画と言って思い出すのが、チャップリンやキートン、マルクス兄弟などのコメディ映画ではないでしょうか?なぜ、当時のサイレント映画がコメディだったのか、その背景には映画の成り立ちとボードビルとの深い関係があります。

1891年にエジソンがキネトスコープを、1893年にリュミエール兄弟がシネマトグラフをそれぞれ開発したのをきっかけに瞬く間に「映画」は娯楽文化として大衆の間に浸透していきます。特にスラップスティック・コメディと呼ばれる、叩いたり叩かれたり、追いかけたり追いかけられたりといった体を張った演技は、映画が言葉を持たなかったサイレント時代にとって、大衆を引きつけるための重要なテーマとなっていきました。上映場所も当時はミュージックホールや演芸場に限られていたといいます。チャップリンやキートンといった1910~20年代の有名なコメディ・スターたちも、ボードビルの出演したのちに映画産業に取り組みようになっていきました。つまり、彼らボードビリアンの存在がなければ映画文化は花開かなかったと言えるでしょう。

短編映画を再考する目的でスタートした「ハンズボン上映会」は今回、短編映画そのものの創成に目を向けることで、映画とボードビルとの新たな関係を再発見し、笑いと映像、そして少しばかりの風刺を交え、未来へと続く希望に繋げたいと思います。

ー studio MANGOSTEEN 泉原昭人 ー

【上映作品】
「midnight lalalala・・」 9分27秒(2014年)
監督:タダジュン さかたきよこ
猫ライオンのリンジジが公園で出会った真夜中の生き物たち‥暗闇にまぎれてやって来た星ガラスの後を追いかけて、リンジジは小さな夜の冒険へ。版画素材をもとにして制作された、約9分間の無音映像作品です。

「FOODS」 5分17秒(1987年)
監督・音楽:松本里美
1987年池袋西武百貨店ハビタギャラリーでの個展と、『Art Watching上映会』で発表したコマ撮りアニメーションの中のパステル画の描写をコマ撮りした3作。キャノンのシングル -8 518SV(名機!)を手製の映写台に下向きに固定。スポットライトは左右2台設置。右手でパステル画を描きながら、左手でケーブルレリーズを持ってシャッターをきる、というアクロバット的コマ撮り撮影です。音はまだMacが高価な時代で、「ATARI スタインバーグ24」とYAMAHAのMXY、YAMAHAのDX7等でオリジナルを作曲しました。

「BLUE IMPULSE」 13分(2011年)
監督・音楽・音声:飯塚貴士
脚本:飯塚貴士・川村篤史
協力:川村篤史・長尾真莉子
荒れ果てた大地がひたすら続く世界。そこを旅する一人の男。その名はブルースカイ。彼は相棒のR2と共に行方不明になった兄を探していた。旅の最中、破壊された村落を発見するブルースカイ。生き残りから発せられた「アステカ」という言葉。今、伝説の兄弟拳ブルーインパルスを巡る戦いが始まる。

「わたしのところにだけ雨が降る」 3分(2015年)
監督:溝上幾久子
編集:泉原昭人
音楽:天野直美
雨はこわい?それともやさしい?

「小さなとかげ」 3分(2008年)
監督:泉原昭人
原作:溝上幾久子
音楽:ニシテツロウ
ある日、トビーは湖のほとりで小さなとかげを見つけます。とかげには羽があり、中から奇妙な生き物が姿を現します‥‥。

【上映作家】
・タダジュン
イラストレーター・版画家、書籍や雑誌のイラストレーションを中心に活動中。主な仕事に『ガラスの街』ポール・オースター著/柴田元幸訳(新潮社)

・さかたきよこ
版画家。版画や詩の制作をしながら、本の装画や挿絵を手がける。絵本『La bambina dl neve. Miracolo in -fantile』ナサニエル・ホーソーン著(Topitittori)

・松本里美(まつもとさとみ)
80年代。ロックバンド「サボテン」(Vo.G.作詞/作曲)の活動をしながら立体制作、キネティックアートの制作をする。現在は銅版画家。

・飯塚貴士(いいつかたかし)
1985年茨城県牛久市出身。地元茨城県牛久市で「ワッヘンフィルムスタジオ」名義で映像制作を行う。人形とミニチュアセット、昔ながらの特撮技法を用いた作風が特徴で、監督、脚本、撮影、美術、音楽、登場人物の声をほぼ一人で行っている。2011年制作の「ENCOUNTERS」が国内外で多数の上映と受賞を果たし、それをきっかけにCM用の映像や実写監督との共作、一般参加者を募ってのワークショップの開催など人形映像の世界を広げている。近年では俳優・斎藤工を声の出演に迎えた「補欠ヒーローMEGA3」がNHK Eテレでレギュラー放送された。

・溝上幾久子(Studio Mangosteen)
Studio Mangosteenとして、全作品のコンセプト制作、脚本を担当。『PUTLE STORY』から始まったvita lakamayaシリーズでは、映像作品のバックグラウンドとしてvita lakamayaの世界観の創作を担当している。版画家としては、東京国際ミニプリントトリエンナーレ、カダケス国際版画展等、国際コンペに出品。現在は、連作による物語性を意識した作品づくりをし、毎回テーマを持った個展を中心とした作家活動をしている。

・泉原昭人(Studio Mangosteen)
Studio Mangosteen主宰。2005年より短編アニメーションを制作し、2010年「赤い森の歌」がベルリン国際映画祭にて招待上映、2012年「リリタアル」でベルリン国際映画祭に入選するなど、作品はこれまでに40を超える国際映画祭にて上映される。

【パフォーマンスアーティスト】

・バロン
ヴォードビリアン、シンガーソングライター、役者。
1978年8月10日、岐阜県飛騨高山市生まれ。芸術と平和と宴会を愛する家庭に育てられる。学生時代にオーストラリア・メルボルンで出会ったストリートミュージシャンや大道芸人、劇場のスタンダップコメディアンに魅せられ芸人を志す。上京後、様々なアーティストとの共演を経て現在のヴォードビルスタイルに。ウクレレにダービーハット、タップシューズを履き、東京を中心に全国各地、ときに海外でも活動中。音楽から生まれるコメディー、コメディーから生まれる音楽。老若男女が楽しめるショーを作り続けている。

企画/ディレクション
studioMANGOSTEEN

映像作家の泉原昭人と版画家の溝上幾久子と音楽家により結成される。結成当初は、講談社、毎日コミュニケーションズなどの出版社の企画により、インタラクティブ絵本などのデジタルコンテンツを制作。その後、泉原、溝上により絵本『PUTLE STORY』の世界観を深化させた作品シリーズを制作。シリーズ二作目「赤い森の歌」は第60回ベルリン国際映画祭の短編部門の招待をうけ、その後、世界各国の映画祭にて上映される。2011年制作の「リリタアル」は第62回ベルリン国際映画祭の短編部門コンペにノミネート、アヌシー映画祭など各国の映画祭に参加、米国ファンズワース美術館でも招待上映されている。現在、「赤い森の歌」はベルリン国際映画祭短編部門の統括ディレクター、マイケ・ミア氏によるBerlinaleShorts Go ABROADにセレクトされ、世界を巡回中である。

■ご予約・お問い合わせ■
EARTH+GALLERY
tel:03-5809-9949
mail:info@earth-plus.net
URL:http://earth-plus.net

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