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日程2013年08月01日 ~ 2013年08月31日
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時間10:00
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会場広島市現代美術館
広島、そして世界の様々な場所(サイト)の記憶を表現する。
広島中心部に架かる平和大橋をデザインしたことで知られるイサム・ノグチ(1904-1988)。広島と関わりの深いノグチの作品に、平和記念資料館を設計した丹下健三の依頼により手がけた原爆死没者慰霊碑案がありました。この案は実現を見ずに幻に終わります。本展はこのノグチ作品のように、場所(=サイト)の記憶に触発された美術表現に目を向け、場所の携える物語を可視化する作品を、現代のアーティストの様々な試みによって紹介します。歴史の一側面を形にする記念碑とは視点を違え、身の回りに眼差しを向け、ささやかな詩的瞬間をとらえながら映像、写真、インスタレーションなど多様な手法で新たな造形へと挑戦する美術—モニュメントとは異なる作品のありかた—の可能性を探求していきます。
〈出品作家・グループ〉
フランシス・アリス、川俣正、木村友紀、桑久保徹、
トニコ・レモス・アウアド、ゴードン・マッタ=クラーク、
イサム・ノグチ、マイケル・ラコウィッツ、田口行弘、照屋勇賢、
西京人(チェン・シャオション+ギムホンソック+小沢剛)
:::::: 展覧会の詳細は美術館ウェブサイトをご覧ください ::::::
http://www.hiroshima-moca.jp/main/site.html
会期 2013年7月20日(土)~10月14日(月・祝)
開館時間 10:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日 月曜日 ※ただし祝休日の場合は開館し、翌日休館
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<関連プログラム>
●イサム・ノグチのヒロシマ・プロジェクトを読み解く
幻に終わったノグチのモニュメント、原爆死没者慰霊碑案はどんな構想だったのか? ノグチの目指した「場」の解釈を様々な資料をまじえ、パブリック・アートの視点から、アーティスト・岡崎乾二郎が検証します。
講師:岡崎乾二郎
1955年東京生まれ、造形作家、批評家。
1982年パリ・ビエンナーレ招聘以来、数多くの国際展に出品。近畿大学国際人文科学研究所教授、副所長。
日時:2013年8月31日(土)14:00〜15:30
※参加無料、申込不要
●マイケル・ラコウィッツ アーティスト・トーク
参加作家・マイケル・ラコウィッツによるアーティスト・トークを開催します。
日時:2013年10月12日(土)14:00〜15:00
※要展覧会チケット、申込不要
●学芸員によるギャラリー・トーク
担当学芸員が展示室を回りながら作品の解説をします。
日時:2013年10月5日(土)14:00〜15:00
※要展覧会チケット、申込不要