今日の朝日朝刊オピニオン欄は星野智幸さんで「他者を軽蔑、己は絶対。ナショナリズム信仰で傷つかぬ安心、手軽に」のサブタイトイルのように最近の日本の偏狭なナショナリズムに関して書いています。
以下抜粋:
・わたしが強く感じるのは、みんな、絶対に傷つかないアイデンティティーを渇望しているんだな、ということである。ナショナリズムは、それを信奉する人に一つのアイデンティティーを与えてくれる。
・(同調圧力で)はみ出し孤立し攻撃のターゲットになるぐらいなら自分であることをやめて「日本人」に加わり、その中に溶け込んで安心を得たほうがどれほど楽なことか。
・「日本人」」信仰は、そんな瀬戸際の人たちに安らぎをもたらしてくれるのである。安倍政権を支えているのも安定を切望するこのメンタリティーだろう。
・もちろん、このように有権者が自ら主体を蜂起した社会では民主主義を維持するのは難しい。民主主義は自分のことは自分で決定するという権利と責任を原則とした制度だから。