コトウロレナさんの招待でピープルシアターの「蝦夷地別件」を東京芸術劇場で観てきた。素晴らしい力作。江戸時代の被差別民のアイヌ民族の蜂起劇に黒澤の「用心棒」のような人物が攪乱する。今のレイシズムの状況に通じているのにも驚く(原作:船戸与一)。
役者は誰もが身体をはった熱演でロレナさんも素晴らしく、最後に階段落ちがあるので、ロビーで会ったら「身体がボロボロ」と言っていた。こういう予想以上の力作に出会えるから演劇も映画も面白い。知っている方だと、いしだ壱成さんや佐倉萌さんも出ていて素晴らしい演技を見せていただいた。あまりに素晴らしかったので滅多に買わない台本を購入した。明後日まで2回公演あるので是非。画像はロビーでのロレナさん。