三日間限りの展覧会、最終日に駆け込みで見てきた。
2つのスペースがつながったホワイトキューブ。とは言え、どちらも大きな窓があり、外の景色も目に入る環境。手前のスペースの窓からはコミッションワークなのであろう錆びた金属の彫刻が、奥のスペースの窓からは外の道を行き交う人々が。今回の作品に外の光景はあまり関係なかったようには思うが、より脳内に意識を集中させたような坂口氏の作品が手前のスペースだったのは合点がいく。坂口氏のドローイングは視界に人工物しかない空間のほうが合っているし、ステフさんの作品はリアルな現実とセットでこそより深みがでる。
坂口恭平氏のドローイング、吐き気を催しそうなほど細密だった。
どういう目と手と精神をしているんだー。
けれども、草間彌生とは異なり、具体物・ストーリーを感じさせるので、見飽きない。
見てておもしろい。
絵画を見る目がなくて、Stephさんの作品については書けない。
顔が溶けてる絵はちょっと怖く感じてしまう。
坂口氏のドローイングとStephさんの作品が同じ空間にあることでどういう意味をもたらすか、、、といったことは、一切考慮されていないように感じた、作品を置いてみたってな感じの展覧会でした。
個々の作品はたぶん良いのですが。