2010-12-23

友人が作ったアフリカのお祭りの絵本 このエントリーを含むはてなブックマーク 

私の友人、こんどうなつみ が絵本を出版しました。

11月3日に発売されたので、ずいぶん前の話。

いのちのおくりもの ーバラクランジャンのうたー
(えほん・こどものまつり)

こんどう なつみ (著)

出版社: リーブル (2010/12) http://www.ehon.ne.jp/
ISBN-10: 494758159X
ISBN-13: 978-4947581594

http://spn64921.co.hontsuna.com/article/2544231.html
※たぶんリーブルから買えます。アマゾンではなぜか現在取扱不可。
 ツタヤは買えると思いますが、せっかくなら出版社から直接どうぞ。

私はいままでアフリカに行きたいと思ったことがなくて、
(それでもまたいつかアフリカに行きたい熱が湧いてくるのかもしれません。)
少しジェンベのリズムを知っていたりするだけなので、
アフリカの音楽や文化についての知識は乏しい。

だからこのお祭りがどういうもので、どの地方に伝わる歌で、とか詳しくはわからない。
すみません。

このあいだ、この絵本を初めて手に取って見て、読んだ。
ご馳走になるために人間に首を切られた山羊が血を流すシーン。
裸で夫婦が抱き合って眠っている絵。

子供相手にもちゃんとそういう部分を表現するところが彼女らしく、正しい!と納得。
子供には少し難しい絵本かもしれないけれど。

ストーリーを要約すると、
不妊の女性がいて、その女性は純粋に子供が欲しく、
子供を授かることを願っていると、自分の過去の善行から山羊や鳥が子供を授けてくれる、という話。
そして子供が産まれたときのお祭りで演奏される歌が「バラクランジャン」。
民話としてはよくある話。
彼女はそこに西アフリカで実際に見てきたものを映し込んでいる。
現実も、彼女の希望も。美しい和紙で、力強い切り絵で。

で、バラクランジャンってこういう歌らしい。


ま、放浪しがちな長い付き合いの友人が、
こうやって絵本出版して小遣いを稼げるようになった、っていうことが、素晴らしい。

機会があれば、ぜひともこの絵本を開いてみてください。
アフリカの砂埃や暑さや匂いがなぜか伝わってくる。

キーワード:

アフリカ / 絵本


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山本 佳奈子

ゲストブロガー

山本 佳奈子

“Offshoreというサイトでアジアのインディペンデントなアート・カルチャーを紹介しています。webDICEコントリビューターとして、「キューバ紀行」「アジアン・カルチャー探索ぶらり旅」書いてました。”


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