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23日に終了した第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門では審査委員長を務め、その独自の審美眼が話題を集めたティム・バートン監督。映画はもちろん、書き下ろし絵本『オイスター・ボーイの憂鬱な死』とフィギュア(いずれもアップリンクより発売中)など、多彩なクリエーションを続けてきた監督に、最新作『アリス・イン・ワンダーランド』についてインタビューを行った。興行収入100億円を超えて大ヒット中の今作に登場するキャラクターが象徴するものとは? 作品オリジナルTシャツのプレゼントも!
──なぜ『不思議の国のアリス』のその後を描いたのか。
今まで作られてきた『不思議の国のアリス』は小説のままを描いていたが、私自身はそのアリスに共感していなかった。今回19歳という設定にしたことによって、大人すぎず、子供すぎない人生の過渡期にある女の子の物語になり、アリスは「自分は社会に合わないんじゃないか」と迷い、とてもいい形で彼女自身の自分探しの旅や冒険を描くことができた。また、彼女の抱えている問題をファンタジー(空想)の世界を使うことによって、どう手助けができるかを描けると思った。
ティム・バートン監督
──アリスは、ワンダーランドの中で色んな経験をして女性として成長していくが、最後の戦いはアリスの成長にとってどういう意味があるのか。
ジャバウォッキーを倒すことは、所謂シンボル(象徴)。彼女自身(アリス)の成長という内側の力強さを見出す象徴になっている。アリスにとっての最終的な目的は、この世界の中にいる奇妙なキャラクター達に囲まれて、自分探しをし、自分というものを見出して、自分の自信や内側に秘めてる力強さを見つけるということだ。
──19歳という年齢は人生においてそういう時期だと思いますか。
私自身、その頃は社会に合わないのではないかと思っていた。子供すぎず、大人すぎずという難しい年齢だということは、私もアリスも感じている。この年齢は男女問わずとても大切な頃合ではないかと思う。
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──今回もジョニー・デップは個性的なキャラクターを演じているが、役作りの上でお互いに話し合うのか。
いつもジョニーとはコラボレーション(共同)で作業している。お互い様々なインスピレーションを持つが、今回はジョニーがあるスケッチを描いてくれた。私も同様に書いてそれを比べたら、両方ともとても近いものがあった。その後、実際に様々なメイクや衣装にジョニーが挑戦し、帽子などを選んで、キャラクターを発展・開発していった。製作する上で、このような過程が楽しかったりもする。
──アリスの場合はどうか。ミア・ワシコウスカという新しい女優をオーディションで決めた理由は。
このアリス役に関しては、何度もオーディションをし、有名女優から演技のスクールの生徒たちまでをテストした。しかし、ミアに会った途端に、本当に彼女が適切にアリスを捉えていて、それを表現できる女優だというふうに思った。また、他の候補者とは少し異なる、彼女自身がまるで社会に合っていないような雰囲気をもった人だとも感じた。また、彼女自身の静かな内なる強さや知性はこの役にぴったりじゃないかと思った。
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──監督から見たアリスのキャラクターとはどんなものか。
アリスが体現しているのは、社会に合わないと思い、自分探しをしている人物です。若すぎず大人すぎない人物でありながら、とても古い魂というか、少し大人びた成熟した魂を持っているキャラクター。実際の自分の人生の中で抱えている問題に対応するために、夢の世界(ファンタジーの世界)を役立てている女性だ。このようなキャラクターの性格に、共感することができた。
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『アリス・イン・ワンダーランド』
全国ロードショー公開中
19歳のアリスは、不思議な白うさぎを追いかけて“うさぎ穴”に落ち、ワンダーランドに迷いこんでしまう。この世界の奇妙な住人たちは、なぜか皆アリスを知っていた。しかも、 残忍な“赤の女王”の恐怖政治に苦しむ彼らにとって、アリスは伝説の救世主だというのだ。子供の頃にこの世界で冒険を繰り広げたことを忘れているアリスは、元の世界に戻ろうとするが、いつの間にかワンダーランドの運命を賭けた戦いに巻き込まれていく…。(プレスリリースより)
監督:ティム・バートン
出演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ他
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト
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『オイスター・ボーイの憂鬱な死』
オイスター・ボーイ(かき少年)、ロボット・ボーイなどフリーキーな子供たちが次々と登場、悲しく残酷なストーリーでありながら、キュートさとユーモアを感じさせるバートン独特の世界が絵本として結実。プレゼントとしても最適な大人のための絵本。
著者:ティム・バートン
発行:アップリンク
発売:河出書房新社
販売価格:2,997円(税込)
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