覚書B
愛は世界に含まれるが、
「愛2」は世界を含む。
一個の人間にとって、世界が灰色になり、そのエロス性を失った時、現れる(かもしれない)、あるいは発動する(かもしれない)ものです。
イメージカラーは赤、ピンク、桃色、あるいはワインレッド。
※「愛2」は「あいツー」、と読みます
覚書A
恋愛と愛は違うでしょう。
愛と「愛2(あいツー)」も違う。
たとえばいま、ぱっと思いつくのは、
ファーストガンダムのアムロとララァ。
『罪と罰』のラスコーリニコフとソーニャ。
『編集王』の、明治とヤンキーの女の子。
そして『モテキ』の主人公男子(中学生時代)と、ヤンキーの女の子。
あとは、阿部和重『グランド・フィナーレ』の主人公と、名前忘れちゃったけど、気さくな女友達もそうかな。これについては、阿部が蓮實重彦との対談で、かなりはっきりと言明してます。
村上春樹『1Q84』に関しては、「愛2」と「愛」(あるいはそれ以上、でも愛2ではない)が混在している、というのが今のボキの観察。
覚書C
愛じゃなくても/恋じゃなくても/君をはなしはしない
(ブルーハーツ「リンダリンダ」)