言わんとしていることは分かるが、大げさすぎな気もする。これが違反ならハーヴェイ・ワインシュタインが今までにオスカーのゴリ押ししてやってきた活動はどうなるんだろう?(彼は良くも悪くもそういう人で批判しているわけではない、念の為。タランティーノをプロデュースし続けている人でもあるし)
「結果に与える影響力はそう大きくはないと予想されるが…」と写真欄に導くリンク先の文字に書いてある&記事中にも「会員の投票締め切りは3月2日で、すでにほとんどの会員が投票を終えているため、この一件が、結果に与える影響力はそう大きくはない」と大方の会員の見解としてあるが、書き手がそう思うなら、アカデミー協会が何らかの制裁措置を講じると発表したとはいえ、騒ぎすぎな気もする。もっときちんと裏をとって記事を書くべきだし、「大方の会員の見解」は「関係者によると」みたいに余りに大雑把な情報源だ。
<「ハート・ロッカー」オスカー違反>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100228-00000010-mvwalk-movi
http://bit.ly/c0bfq1
7日に控えた第82回アカデミー賞で、最多の9部門にノミネートされ、『アバター』と並んで作品賞などの呼び声も高い『ハート・ロッカー』だが、ここにきてプロデューサーの規則違反が発覚。アカデミー協会が、何らかの制裁措置を講じると発表した。アメリカのテレビ「アクセス・ハリウッド」が報じたもの。
コトの発端は、プロデューサーの一人であるニコラス・シャルティエが、2月19日に関係者に一斉に送ったEメール。ロサンゼルス・タイムズ紙によれば、メールの内容は「気に入った場合は、ぜひ『ハート・ロッカー』に投票してほしい。そうすれば、5億ドルの映画(アバター)に勝てる」「ノミネートされた10作品中、『ハート・ロッカー』が1番、『アバター』は10番目」などというもの。投票を促すような内容や他の作品をけなすことは、アカデミー賞の規定に違反しており、すぐさまニコラス本人が謝罪メールを一斉送信した。
一方、配給元のサミット・エンターテインメントの広報は、「騒ぎがあるまで、Eメールの事実をまったく知らなかった」として、ニコラスが個人的に犯した過ちであることを強調している。
これについてアカデミー協会は、ニコラスに対して、何らかの罰則を加えることを発表。具体的な内容については言及していないが、一部の会員は、「『ニコラスの授賞式への出席を拒否するほか、同賞が作品賞を受賞しても、ニコラスから同協会の会員資格を抹消する』といった個人的な制裁で、作品に対する直接的な制裁は加えないのではないか」と予想しているようだ。
また、「会員の投票締め切りは3月2日で、すでにほとんどの会員が投票を終えているため、この一件が、結果に与える影響力はそう大きくはない」というのが、大方の会員の見解だ。
しかし、『ハート・ロッカー』が作品賞を受賞できなかった場合は、この一件が要因になったと言われることは間違いなく、例え『アバター』が勝利を収めても、スタッフたちにとって不愉快な出来事になりそうだ。
[Movie Walker:2月28日14時32分]