2010-02-28

オディアールの「Un prophète」がセザール賞の9部門独占!&「Un héros très discret」の日本リリースがないのは本当に残念 このエントリーを含むはてなブックマーク 

デビュー作の「天使が隣で眠る夜」を観て以来、オディアールは大好きなので「Un prophète」は本当に楽しみ。ただ、155分の上映時間が少し気になる。

映画評論家の清水俊雄氏のTwitterの書き込みより。

<第35回セザール賞決定!>
作品賞は本命の「Un prophète」で9部門独占。監督賞(ジャック・オディアール)、脚本賞、主演男優賞と新人男優賞(ターハル・ラヒム)、助演男優賞(ニエル・アレストリュブ)、撮影賞、美術賞など。主演女優賞はイザベラ・アジャーニ。外国映画賞は「グラントリノ」。

オディアールはデビュー作の「天使が隣で眠る夜」を劇場で観て以来のファン。カソヴィッツ主演で、オディアールにしては異色のコメディながら出来のいい「Un héros très discret」(96 英語タイトル'A Self-Made Hero ')が日本未公開なのは本当に残念。

「Un héros très discret」(英語タイトル'A Self-Made Hero')は「つつましき詐欺師」のタイトルでWOWOWで数回放送したのみ。録画を持っていたがオディアール好きのライターに貸したらもどってこなかった。持っている人がいたら貸してほしい。

フランス国内の大ヒット作で出来の良い「エステサロン/ヴィーナス・ビューティ」(99)の脚本をオディアールが書いているように、オディアールは実はコメディも描ける才能の持ち主。オディアールといばのイメージのノワールものだけでない。そこもオディアールが好きな理由の一つかもしれない。

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わたなべりんたろう

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わたなべりんたろう

“「ショーン・オブ・ザ・デッド」の監督・主演コンビの傑作「Hot Fuzz」の公開署名運動をしています。 <Twitter> http://twitter.com/RintaroWatanabe ”