やめておけばといったのに続けている鳩山首相のTwitter。今日の新成人への言葉の中身の何もない事か。政治家は言葉で国民にビジョンを語ってほしい。
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新成人のみなさん、おめでとうございます。私も成人したころを懐かしく思い出します。若いときは思いっきり生きて、いい思い出を作って欲しいと思います。「あの頃はこんなことがあった」とふり返ることができるような一年にしてください。
http://twitter.com/hatoyamayukio
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これじゃ金八先生以下だろう。
「思いっきり生きて、いい思い出を作ってほしい」?
「あの頃はこんなことがあった」と振り返る事ができるような一年?
誰だってそんな事思うだろうに。「あの頃はこんなことがあった」と。
さて、けなしてばかりじゃなくて僕が新成人に贈る言葉を考えてみた。
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大人になれば社会や会社や国家は「普通」であれと押し付けてくる。でも考え見てほしい、世の中の人はそれぞれ一人一人違うののだから「普通」の考えを持った人はいないという事を。ようするに「普通」なんてのは管理する側の「概念」でしかないことを。でも管理する側は、みんなが同じ考えをできるだけ持った方が管理しやすいので「普通」の大人になってほしいと新成人に対して思っている。これは商売でもそうだ。みんなが同じものを欲しい方が大量に同じ物を売る事ができる。社会や企業は、普通の恋愛、普通の結婚、普通の家族、普通のお葬式までを求めてくる。さて「普通」の反対はなにかと考えてみると、それは「自由」だと思う。例えば、みんなが自由に人を愛して、婚姻届なんかせずに自由に家庭を持てば、家族単位で国を成り立たせようと思っている国家はその「自由」を脅威に感じる事になるだろう。ということで、新成人になる人は「自由」に生きてほしい。「責任」は年を取ってから取れるようになればいいので。
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なんだか上から目線になってしまったが、webDICE編集長から新成人へ贈る言葉としておきます。
写真は僕が天井桟敷の劇団員だった頃ロンドン公演に行った時のフラットでのスナップ。当時22歳くらいかな。写真はハービー・山口に撮ってもらったもの。そのハービーが23歳頃にロンドンで撮った写真の展覧会が学芸大のギャラリーで開催中です。興味のある方はぜひ、一軒家の気持ちのいいギャラリーでした。http://blitz-gallery.com/
僕も、こういう写真をみると「あの頃はあんなことがあった」と懐かしく思い出すが、あの頃よりもっと自由に生きたいと思うようになっている。