2009-08-30

映画「エル・カンタンテ」 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 ジェニファー・ロペスがプロデュースしたこの作品は、サルサの歌手として大成功を納めたエクトル・ラボーの物語です。

 主人公を演じるのはジェニファーの夫でサルサ歌手のマーク・アンソニーです。いかにもラテンを感じさせる美声でした。

 サルサって、色々混ぜ合わせたもの(ソース)という意味なんですって。だからマンボ・ジャズ・メレンゲなどを混ぜ合わせた音楽をサルサと呼ぶようになったのだそうです。

 プエルトリコからニューヨークにやって来たエクトルは、幸運にもレコードデビューを果たし、サルサ歌手として海外ツアーをするほどの人気を得たにも関わらず、麻薬と酒で身を滅ぼしてしまった人です。成功すればするほど、自分を見失ってしまった結果なのでしょうか。

 エクトル本人も、エクトルを演じたマーク・アンソニーも、アメリカや中南米ではスーパースターなのに、日本ではちっとも知られていない存在です。何だかもったいないですねぇ。ラテン音楽に興味があったら、是非一度聞いてみてくださいね。

 この映画のタイトル「エル・カンタンテ」とは歌手という意味です。歌うことが好きで歌手になったのに、余りの栄光に潰されてしまった男の生きざまは、余りにも悲しかったのです。

キーワード:


コメント(0)


Roko

ゲストブロガー

Roko