ATMで何十万もカネおろしたらしい。・・いや、ビンラディンではなく、のりPの話だが。
この人本気だ、と思った。どこまでもどこまでも逃げつづける気なのかも。
まぁでもそのくらいのタマがないと。芸能人は私たち凡人とは違うスケールの大きさ、法律への態度を持っているものだから。俺にはとてもできないなー、と感心しながら見ている。
ダンナを置いて逃亡。まったく思いがけないストーリー。
どんな名脚本家だって、まさかこんな展開は考えつかなかっただろう。いや、考えついたとしても、局の幹部やスポンサー企業の大反対にあって頓挫しただろう。お蔵入りのアイデアになっただろう・・そう考えると現実というのはスゴいものだ。周りの打算とかカネ勘定、ファンの幻想をたやすく打ち破ってしまう。
私が読んでいる朝日新聞にも、夕刊で大きく取り上げられていた。
「清純派・理想のママが」とでっかく見出し。・・しかし“理想のママ”というのは、どれだけ現実に即していたのだろうか?
子供がまともな成人へと育ったのを見て初めて「あぁ、のりPは理想のママだったね」「良いママだったね」と分かるものではないだろうか? それをチビッ子がまだろくすっぽ育ってもない状態で「理想のママ」とは。
幻想(イメージ)を作りあげ、それを振りまいてカネに換える芸能界・マスコミの錬金術といえばそれまでだが。
10年後・・まだ捕まらず、指名手配のポスターが駅前という駅前に張り出される未来。
「おい、のりP!」。
C'MON!