2009-05-01

アリス・ウォーカーと映画『チェ・ゲバラーー人々のためにーー』他 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 水曜はフル回転だった火曜の反動で、また世間的にも祝日だということもあり、夜中まで寝倒れていました。で、起きてから軽く食べた後、フェミニスト神学の本が読み終わったので、アフリカ系米国人作家アリス・ウォーカーの小説『わが愛しきものの神殿』(The Temple of My Familiar, 1989)(柳沢由実子訳、上下巻、集英社、一九九〇年)を読み始めました。ポスト・コロニアル批評の立場から、批判も受けているウォーカーは、エコ・スピリチュアル・フェミニストにして、動物の権利論者でもあり、キューバの代弁者でもあるという、大変興味深い人物のよう。恥ずかしながら僕は未読ですが、小説『カラーパープル』(The Color Purple, 1982)(柳沢由実子訳、集英社文庫、一九八六年)は、八五年にスピルバーグにより映画化もされているよう。

 ウォーカーのオフィシャル・サイト(英語)
 http://www.alicewalkersgarden.com/alice_walker_welcom.html

 その後、朝食をとってから、午前中は読書をしてから家事を片付け、午後は買い出しに行き、遅い昼食…と過ごし、夜はいつもの下高井戸シネマに、『チェ・ゲバラーー人々のためにーー』(監督・脚本:マルセロ・シャプセスプロダ、撮影:ウンベルト・ヴァレラ、アルゼンチン、一九九九年)を観に行きました。ポレポレ東中野等で既に劇場公開もされているので、火曜日の『からっ風と』程ではないものの、平日のレイトショーにも拘らず、ほぼ満員の入りでした。

 http://www.mmjp.or.jp/pole2/chegebara.htm

 ゲバラの映像記録と、生前のゲバラを直接知る、幼なじみ、ゲリラ戦の戦友や部下、新しい社会主義キューバの建設に共に携わった同志、娘…などのインタヴューによって構成されているドキュメンタリー映画なのですが、話しているのが年輩の男性であるにも拘らず、字幕が女言葉だったりと、基本的なところがなっておらず、また、何か個人崇拝臭が強過ぎて、正直、僕には退屈でした。上映中船を漕いでしまった程…。

 以前観た、若きチェの中南米放浪記を再構成した、『モーターサイクル・ダイアリーズ』(二〇〇四年)は結構よかったのに、残念。

 その後はいつも通り…かな。

 連休は…下高井戸シネマやポレポレ東中野に映画を観には行くつもりですが、貧乏だし、今月半ばには、公募の締切や学会報告のエントリー期限もあるので、侘しく自室で勉強して過ごす予定です。出来れば、世界的なミュージシャンの演奏が比較的安価に聴ける、吉祥寺音楽祭のジャズ・コンサートくらいには行きたいんですけどねえ…。

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知世(Chise)

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知世(Chise)

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