3/6に書いた件の詳細で、で、先月末の2/27にトロントに行って、エドガー・ライトの映画祭こと"Wright Stuff"(映画好きならではのエドガーならではの、もちろん「ライト・スタッフ」との洒落(笑))の初日の2/28の「ショーン・オブ・ザ・デッド」と「ホットファズ」、「Don't(Uncut Version)」の上映に参加してきました。
この映画祭が発表された1月にエドガーに「映画祭に行くよ」とメールしたら「I will go there!」と書いてきて、劇場で会うことになった。前日の2/27に成田を経ってデトロイト乗換えで行った。トロントに行くのは初めてで、17時間ほどのフライトに必須として施行されたアメリカのテロ防止のESTAも初体験だった。
デトロイトでトロントに行く日本人の方と知り合い、初日はその方の友達も交えて夕食を食べたが、トロントはとにかく寒い。翌日は香港人の奥さんと共にトロントに移住した大学時代の友達と久し振りに会ってトロントを案内してもらった。だが、会う前に会場の"Bloorcinema"の下見に朝の8:00に行ったのが失敗で激寒だった。-10℃ぐらいだろうか、顔が痛くてたまらなかった。友達いわく前日から急に寒くなったとのこと。19:00から上映なので18:00少し前に会場前で降ろしてもらったら、既に長蛇の列なので並んだ。とにかく寒い(笑)。前にいた若いカップルと友達になって"It is very cold like torture."などと話す。列はどんどん長くなっていった。
<会場の"Bloorcinema"のWeb/Bloor Cinema-from cult to culture->
http://www.bloorcinema.com/
上映10分前ほどに開場したが、良い席は取れずに壁際の席に座る。"Bloorcinema"は入口は狭かったが、中はかなり広く二階席もあった。エドガーは初のハリウッド映画をトロントで準備中なので、この映画祭が企画されたようだが、ブログを見るとかなり忙しくなってきているようで「本当に来るのかな?」と段々と思ってきた。上映2分ぐらい前に、通路に出るのにも壁際なので"Excuse me"と言ってロビーに出ると、二階席の怪談からエドガーが普通に降りてきた。誰かがエドガーが近付くわけでもなく、自然と劇場に馴染んでいた。"Hi!"と声をかけると、すごく喜んでくれて「メールで来るって書いていたけど、本当に来たんだ! 来るって書いていたけど、わざわざ来てくれたんだ!」と言ってくれた。ハードコアチョコレートが作ってくれた「ホットファズ」のTシャツを渡そうとすると秘書のリーさんを紹介された(リーさんは何度かメールでやりとりしたことがあった)。そして、エドガーは「これから前説やるので、その後にここのロビーでまた会おう(catch you later here)」とのことで、エドガーについて劇場に入り、席についた。エドガーの前説はジョークが冴えていてウケていた。「とっておきの予告編も流すよ」とのことだったが、エドガーが前説終了したので、こちらもまた席を立ってロビーに行こうとしたらエドガーは入り口近くで立ち止まってフィルムの色調及び流す予告編のウケを観ていた。まず流れたのは「クリープショー」の予告編でバカウケ(笑)。次がお待ちかねの「Don't(Uncut Version)」。「グラインドハウス」で流された通常版よりも残酷味が増していて最高! 「ショーン・オブ・ザ・デッド」の冒頭を観ると、エドガーがロビーに行ったので、こちらもロビーに行く。劇場のスタッフたち(映画好きの若者多し)と円陣を組んで打ち合わせしていたが、何故かこちらも参加する。打ち合わせ後、Tシャツを気に入って写真を撮る(後で"T-sirts is amazing!"のメールをもらった)。初スクリーンでの「ショーン・オブ・ザ・デッド」を観たいので、劇場内にもどるととてもウケている。特にニックがウケていて、ニックの人気がよく分かった。「ショーン・オブ・ザ・デッド」を日本でもスクリーンで上映できたらとやはり思わされた。他にもいろいろ楽しいことがありましたが、長くなりますし割愛します。
<Edgar Wright @ The Bloor - Shaun of the Dead Introduction>