まつばらあつしさんの日記
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2012
7月
30
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大口叩いて炎上マーケティング?〜『フェイシング・アリ』クロスレビュー:
モハメド・アリ、というボクサーの名前なら、特別ボクシングのファンではないボクでもよく知っている。特に1960年代前半生まれの我々の世代にとっては、単なるボクサーとしてだけではなく、当時のアメリカの黒人社会に与えた影響力のあるアスリートとして、さらには年中物議を醸す言動や行動、やたらと大口を叩き挑発するその態度を幾度となく、テレビの画面でリアルタイムに経験しているからだ。 そのモハメド・...
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2012
6月
29
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正義の味方は必ず勝つ(はず)〜『ラ・ワン』クロスレビュー〜
ワタクシごとで恐縮だが、映画学校に通ってた学生時代「インド映画」といえばサタジット・レイの「大地のうた」に代表される、ちょっとアーティスティックな小難しい、あるいはヒューマニズムにあふれる作品という印象で、正直それほど興味を持っているわけではなかった。 ところが90年代の後半に「ラジュー、出世する」という映画を観て「お、インド映画おもしろいじゃん」と思い、続けて「ムトゥ踊るマハラジャ」...
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2012
1月
28
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タンタンシリーズへのラブレター・『タンタンと私』クロスレビュー
福音館からタンタンシリーズの刊行が始まった時に「タンタンの冒険」シリーズに出会い、そのストーリイの面白さと作画の素晴らしさに魅せられて以降、全巻が刊行されるまで長い間待ち続け、買い続け、読み続け(福音館から時々来るタンタンの一場面を描いた新刊のお知らせや、クリスマスのおたよりなどは今でも保管している)、渋谷でタンタンの冒険展が開催された時には通い、アニメーションのDVDボックスを大枚はたいて入手...
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2011
9月
15
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何か「スゴイものを観ちゃった」感で腹いっぱいの「緑子/MIDORI-KO」クロスレビュー
いや、もう「何かスゴイものを観ちゃった」としか言いようが無い。 「緑子/MIDORI-KO」というタイトルも、webなどで紹介されているキャラクターたちも正直どうでもイイ。シチュエーションとか説明とか謎解きとか一切カンケー無しで構わないと思う。ただスクリーンを眺めて、眼に映るものを脳みそに伝え、面白かったら笑い、恐かったらコワがり、哀しかったら泣き、詰まらなかったら腹を立てればいい。観たも...
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2011
6月
15
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自己中心的な考え方でイイじゃん、もう。~『セヴァンの地球のなおし方』クロスレビュー~
言うまでもないが、ドキュメンタリ映画というのは、様々な現実を(それが真実かどうかは別として)提出し、製作者なり監督が「これらに対してオレはこう思うけど、あんたはどうだい?」と、問いかけてくる、観ているひとに考えさせるというスタイルが多いと思う。 もちろんプロパガンダ的に明確な意思を押し付けてくるものもあるだろうし、偽の情報や現実を観せてミスリードさせるものもあるだろうけど、この「セヴァンの地...
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2011
4月
15
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『ピンク・スバル』クロスレビュー・「スバルばっかりの国は思ったよりテキトーにできているらしい」
我々のような遠い極東の国に住む人間、ましてや島国であるニホンジンからすると、イスラエルという国はそれほど馴染みがあるものではない。イメージとしてなんだかキナ臭い印象、すなわち年中ドコかと揉め事というか、戦争的なことをしているイメージだったり、あるいは聖書の世界に出てくる古い街と現代が混ざったようなエキゾチックな感じ、さらに言えば何千年も国家を持てなかった人たちの集まり、それがイスラエルじゃないか...
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2010
1月
22
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2009
11月
20
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名前は「アフロ」。アムロじゃないぜ(笑)
黒人でアフロヘアで名前が「アフロ」。名字は解んないけど有名なロボットアニメの主人公とは一文字違い。アノ主人公より口数少ないけどストイックな性格とワイルドな風貌が何となくサムライっぽくて悪くない。しかし「アフロ」なんて変な名前。 それにしてもアフロヘアでサムライといえば、思わず少年ジャンプで連載中の「ONEPIECE」に出てくる、麦わら海賊団の音楽家/剣士ブルックを思い出すが、まあ、それ...
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2009
10月
23
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ほのぼのファッキンないいひと
ヘヴィメタって、どうもなんか「コワい」というイメージがある。髪の毛金色に染めてたりえらく長かったり、鏡の前で怖い顔の練習してたり中指立ててファッキンなポーズとったり。アウト・ローかもしれない反逆者なのかもしれない、社会の枠組みからはみ出したバカ野郎でもカッコいいぜ、的な。まあそんなイメージ。 ところがアンヴィルのオリジナルメンバーの2人は、ヘヴィメタの人なのに何かいい人(笑)。昼間は給...
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2009
9月
18
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アクションだけで、ご飯2杯イケる
正直に言います。この「アルティメット2」、前作は未見です。したがって主演の二人についてもよく知りません。知ってる名前は制作・脚本のリュック・ベッソンさんだけ。なんか街中を走り回り飛び回るアクション映画である、程度の前知識だけで観に行きました「アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ」。いやあ、何も考える事無く楽しめたですコレ。 なにしろストーリーが、近い未来のパリ郊外。様々な人種が入り...
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2009
8月
24
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2009
7月
26
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イヌとネコとネズミの、まったく正しいロードムービー
いつの時代でもそうなんだが、ディズニーのアニメーションは王道をストレートに行くのだなあ、と思う。 今回の「ボルト」も正に直球勝負。 オープニングで主人公(いや、犬だから主人犬?)をカッコよく観せて、その後に暗転。ひょんなキッカケで愛する人間の家族と離ればなれになってしまう。そしてボルトは家族の元に戻るため、長い旅を続けるうちにネコやネズミという相棒を得る。彼らは時には反発しながらもい...
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2009
7月
10
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悔しいけど、カッコいいオッサンにやられました
ドキュメンタリーと言うのは、特に「人」を捉えようとしたらそれは中々難しいンじゃないかと思う。例えば先日公開された「マン・オン・ワイヤー」のように、フィリップ・プティという、人をトラブルに巻き込みながら自分だけヘーゼンとしている破天荒なキャラクターがいれば、ソレだけでぐいぐい引っ張ってゆけるのではないだろうか。 いや、元々人を捉えようとしているドキュメンタリは、多くの人が「観てみたい」と感じ、...
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2009
6月
19
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スペインのかんしゃく玉、ベネロペ姐さんキレてます
映画に出てくるスケベな中年のオッサンって、どうして女の子にモテるんだろう。まあ、映画だって言えばそれまでなんだろうけど、同じくスケベな中年のオッサンであるワタクシからみたら、どうにもクヤしいではありませんか。 ラテン系の芸術家って、それだけで確かにカッコいい気はするけど、それはもちろんビジュアル面だけではないんだね。ナニ考えてるんだか解らない危なさとか、女の子にヨワい情けなさと言うか。...
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2009
5月
28
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なんかヤ。でも気になる
いや、もう勘弁してください。 誰ともなく思わず謝りたくなるような、なんかそんな気分にさせてくれる8本のロシアアニメーションを堪能しました。 何て言うのか、オカしかったら笑えばいいし、ツマらなければ寝ちまえばいい。でも、これらのアニメーションはオカしいのに笑えない。苦笑ばっかりで欲求不満。ガハハと笑える時間はドコ行った。ナンといってもビジュアルが中途半端にカッコいいから、ついつい見入...
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2009
4月
13
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脳ミソも心臓も捧げるイノチガケの恋(笑)
何とも不思議な映画である。 カタカナだけの長いタイトルからして、早口ことばみたいで可笑しいが、松山ケンイチ演じる主人公の「水木陽人(みずきようじん)」という名前が暗示するがごとく、彼は「水」と「木」と「太陽」の恵みを受けて農業に従事する青年、なのだが、映画が進むに従って、彼・陽人が少々変った「人」なのだと、観客は徐々に気がついてくる。 陽人くん、劇中では有り余るパワーを制御できない...
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2009
3月
13
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◆恋愛映画の皮を被ったホラー映画かもしんない
予備知識としてちょっと痛そうな恋愛映画だというつもりで観に行ったら、これはスリルもサスペンスもないけれど、日常にありうる恐怖と狂気を描くホラー映画かもしんないと感じたです。それほど怖い映画です「失われた肌」。 主人公のリミニと、その妻ソフィアの結婚12年目のパーティから映画は始まるが、もう最初っからヤバいですソフィア奥さん。露骨にオカシイんじゃなくて、その表情やちょっとした態度行動から、...
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2009
2月
17
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「凄玉」映画、静かに降臨。銀河の果てからデメキング。
まずはじめにお断りしておきます。 このレビュー、ちょっとヒイキしてるかもしれません。いや、映画の関係者に知り合いがいるとかそんな理由じゃなく、何か魅かれるというか、とても好きな映画なので、もう一方的にヒイキするです。という理由からなんですが。 *********************************************************************...
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2008
12月
18
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2008
10月
12
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●重厚なライティングが印象的なスペインの時代劇
スペイン映画、というと何があったんだか良く思い出せないというか、そういえば「蝶の舌(ホセ・ルイス・クエルダ監督)」とか「ボルベール<帰郷>(ペドロ・アルモドバル監督)」がスペイン映画だったなあ、と、Wikipedia眺めてやっと思いだせる程度に、日本ではなじみの薄い映画生産国ではあるが、今後しばらくは、日本で「スペイン映画」と言ったら、この「アラトリステ」がその代名詞になるのではないか、と言う気...
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