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  • とらねこさんの日記

  • 1-9/9

とらねこさんの日記

  • 2013

    4月

    14

  • 『パパの木』クロスレビュー:喪失と再生の優しい時間

    言葉にならないほど美しい…。 ここで描かれている一本の大きな樹の美しさはため息が出るほど。 風に梢のそよぐ音、虫の声、やわらかな光。何の飾り気も無い、そこにあるがままの自然だけで素晴らしい音響効果。 心が折れてしまった時、思わず立ち止まってしまった時。そんな時を想像してみれば、この物語の優しさが分かる。 胸全体で抱きしめるかのように、大きなものに包み込まれたような。 何よりも、木自体が目...


  • 2009

    11月

    30

  • どこを切っても”大地の恵み”、この雄大さ!

    映像でこうやって旅行が出来るなんて、なんて素敵なんだろう。 自分にとって映画を見る理由は、時にこうした素晴らしい景色に巡り合う妄想旅行に、連れて行ってくれるから。予告を見た瞬間から、絶対見てみたい!と思っていた。だって、ボリビアの民族、ケチュアの人々の人生を間近に見ることができるなんて。そして、彼らと一緒に塩キャラバンの旅に出るなんて、めったにないチャンスだもの。 ドキュ・フィクションと呼...


  • 2009

    10月

    22

  • outstanding!なアニメーションで記憶の旅

    アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、ゴールデングローブ賞外国語映画賞受賞他、様々な賞をかっさらっていったという評判のこの作品。これまた突出したアニメーションの登場だ。 まず目を奪われるのは、映像の突出したセンス。ビビッドな色使いに、大胆で太めな線でクッキリ明暗を浮かび上がらせる、劇画タッチの人物の輪郭線。 さらに、CGを駆使して背景画像に疾走感を感じさせる。人物が走るその背景が、気持ちよく...


  • 2009

    7月

    07

  • スパイク・リーはどこへ行くのか?

    『マルコムX』からスパイク・リー作品を見始めた自分には、これが「スパイク・リー監督作品」と聞かされずに見たら、後から知ってもにわかに信じがたかっただろうと思う。最近の方向性がすべからく予想外なことが多かったにしても、これは・・。 まるで往年の名作でも見るかのようなデジャヴ感に、クラクラする。堂々とした味わいのあるしっかりしたテイストに、驚くばかりに惹きつけられる。 この映画、2時間40分とかな...


  • 2009

    6月

    11

  • エクストリーム・スポーツ、サーフィンを描いた真摯なドキュメンタリー

    ただ海とサーフィンをこよなく愛す、それだけの気持ちからのスタートだったはず。きっと。サーフ文化をただのスポーツではなく、現在何億ドルもの金の動く一大産業にまで推し進めた、そんなオトコたちのアツい物語。 世界で一番の波を求めてオーストラリアからやって来て、寝る場所だけ確保したら後は、来る日も来る日もサーフィンをして過ごす・・・。こう聞くと夢みたいな話。「この世のパラダイス」なんて言う言葉も、ゼンゼ...


  • 2009

    6月

    02

  • 童貞映画決定版!

    “草食系男子”、“婚活”などという言葉が増えてきた折も折、童貞映画の決定版ムービー!の誕生だ!こりゃ、売れそうな予感がするゾ、と。 東大出・東大の大学院も卒業、立派にエリートコースを進み、勉強ばかりして日々を過ごすも、気づけば齢(よわい)30にして未だ童貞。んー、いかにも居そうなんです、こーゆーヒト。初めて就いた職場では、そのKYさと常識知らずによって、ちょっとヤな性格の先輩に呑みの席で絡まれて...


  • 2009

    5月

    21

  • 洗脳するアニメ!?

    ゲージュツではなくプロパガンダを目的とした、ソヴィエト政府により作られた、人民洗脳アニメーション。などと聞いて思わず、一体どんな表現方法が行われているのだろうと興味津々だったワケである。まさに、まさに、ロシアならではの不思議な世界。 やかましく主義主張をがなり立て、共産主義国家の世界観をストレートに打ち出す、映像と奇怪なアニメ。間違いなくこれは、歴史的に特異な位置を占めるであろうと考え、ソヴ...


  • 2009

    4月

    30

  • 退屈知らず・命知らずなドキュメンタリー

    思わず、息を飲んだ。「なんと、無謀な!」 そそり立つビルの谷間、ワイヤー一本の上に一人立つフィリップ・プティの姿を見た人は、思わずその恐ろしさに青くなり、怒り出すかもしれない。興味本位、やじ馬半分。そして多くは、畏れを感じて。 でもこの映画を見た人に、決してそうは映らないことを、私は約束する。 子供のように目を輝かせ、いつしか彼の冒険に参加している気分にすらなってしまった。こんな魅力的な...


  • 1-9/9

とらねこ

ゲストブロガー

とらねこ

“にゃほー。”