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日程2012年08月09日
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時間19:30
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会場クリエイティブスペース「amu」
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人間は生まれながらのエディターである。
オーケストラの指揮者、仲裁者、司会者、
演出家、生け花を活ける人、デザイナーなど、
不調和を高度の調和にまとめあげる機能をもつ人たち
-------------外山滋比古
外山滋比古「思考の整理学」が100万部以上売れてベストセラーになっているのは、たんなる偶然ではありません。
今の時代に、いろんな発想を整理し、どんなに困難でも生きるための的確なディレクション(方向)を見つけることが必要です。
外山滋比古(とやましげひこ)先生(1923〜、英文学者、言語学者、評論家)は、日本で初めて「エディターシップ」の考えを提唱した「編集思想」の元祖です。
近代読者の誕生
異本
エディターシップ
第二次的創造(アレンジメント)
忘却の力
修辞的残響
ゆっくり急げ
など、そのユニークな考え方は、いままでの私たちの思考の堅苦しさを打破します。
私たちは、自らの力で「読み」「読者」となること。新しい解釈をしながら「異本」をつくる。さらにそれを「第二次創造」(アレンジ)する編集者=ミドルマンになること。言葉と言葉の連続から「修辞的残響」を感じるセンス、そして余計なものは忘却(忘れろ!)。ゆっくり急ぐライフスタイル。 その思想は逆説とかろやかさがあり、編集の核心であり、生きることの問いそのものです。
今回は、外山先生の基本思想を紹介しながら、後半、その考え方を使って、わたしたちの現在の場にどう応用すればいいか、皆で考えます。
これからの職業は、どんなジャンルでも「エディターシップ」が必要です。
体がすとんと落ちる=腑に落ちる体験ができれば幸いです。
☆詳細とお申し込みは、こちらからお願いいたします。
http://www.a-m-u.jp/event/2012/08/tosurvive-1.html