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投稿者:suimok


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終了ジョナス・メカス作品、上映します!     @テアトルタートル

ジョナス・メカスの作品より『「いまだ失われざる楽園」、あるいは「ウーナ3歳の年」』を上映いたします。16mmフィルムでの上映となります。ぜひこの機会にご覧ください!

  • 日程
    2012年05月26日 ~ 2012年05月27日

  • 時間
    12:30

  • 会場
    turkle-turtle 南青山 Boutique 、港区南青山6-7-4 2F

南青山、骨董通りにあるブティックturkle-turtleで不定期に開催している
シネクラブ ”テアトルタートル”。
今回はsuimokプロデュース「リトアニア・ダイアリー」展の関連企画になります!

◎上映作品:
『「いまだ失われざる楽園」、あるいは「ウーナ3歳の年」』
1979年 90分 カラー 監督:ジョナス・メカス
 

◎日にちと時間: 5月26日(土) ①12:30〜/ ②16:00 〜
       : 5月27日(日) ①12:30〜/ ②16:00 〜

◎定員:各回20名 (予約制)

◎Charge:1500円

◎ご予約方法:shop@turkle-turtle.co.jp宛に
       連絡先、参加人数、ご希望の日にちと時間を明記の上、お申込みください。
       当日のお申込みは、03-5464-7591(タクルタートル)まで直接お電話ください。

◎協力:メカス日本日記の会

◎映写:映画保存協会小型映画部

◎企画:turkle- turtle, suimok

リトアニア出身のアーティスト、ジョナス・メカスの作品より、
『「いまだ失われざる楽園」、あるいは「ウーナ3歳の年」』を上映いたします。
メカス氏が娘ウーナを連れて、90歳の母親の誕生日を祝うためびリトアニアを訪れるシーンがあるので、この作品を選びました。メカスの目を通したリトアニアの風景をご覧頂ければと思います。この作品は、デジタル化されておらず、この度、メカス日本日記の会にご協力いただき、貴重なフィルムを上映できる運びとなりました。映写は、映画保存協会の方にご協力いただいています。皆さまのご来場をお待ちしております。

ジョナス・メカスは1949年にアメリカに亡命したリトアニア人のアーティストです。フルクサスの創始者ジョージ・マチューナスやアンディ・ウォーホル、オノ・ヨーコと親交が深く、60年代のアメリカのアートシーンが最も前衛的で熱かった時代の中心にいました。アメリカの実験映画のゴットファーザーとも呼ばれているそうです。自らカメラを持ち、日記的に映像記録を残していく手法がメカス監督独自の表現です。90歳になった今も現役で創作をつづけておられます。☞ http://jonasmekasfilms.com/
      

『「いまだ失われざる楽園」、あるいは「ウーナ3歳の年」』について
ー メカス日本日記の会、解説文より

〈この映画日記は1977年に撮影したフィルムによる「ノート」を、日付順にならべたものである。映画は6部構成。

第1部の舞台はニューヨーク。家庭生活と都市の情景がふんだんに登場する。3歳の年を迎えた娘のウーナもしばしば顔を見せる。そのほかペーター・クーベルカのコンサート、マリー・デレン訪問(マヤの母)、聖パトリックの祭日のパレード、セントラル・パークの春の情景などから構成されている。

第2部はごく短く、スウェーデンにアナ・レーナ・ウィボムを訪れた際に撮影したものである。

第3部の舞台はリトアニア。わたしと妻のホリス、そして2歳半のウーナは、わたしの母の90歳の誕生日を祝うためにリトアニアを訪ねた。ウーナは従兄弟たちと初めて対面し、わたしたちは自家製のビールを飲み、野生のキノコとイチゴを摘み、ふざけ合い、戯れ合う。

第4部はワルシャワが舞台。わたしたちはピアニストのアルドナ・ドヴァリオーナを訪問する。

第5部はオーストリア、ぺーター・クーベルカとヘルマン・ニッチをブリンツェンドルフに訪ねる。ヘルマンのワインを味わい、ぺー夕ーのロバとおしゃべりし、パーテル・ニコラウスをクレムスミュンスターに訪ね、さらにミケランジェロのワイン、カナイオーラを求めてぺー夕ーとともにイタリアを旅する。
第6部で舞台はニューヨークに戻り、州北部に住むウィラード・ヴァン・ダイク訪問、ウーナ3歳の誕生日、ブルーム・ストリートの火事、家庭生活のあれこれ、そして冬の嵐の気配などの場面が現れる。

音声――街頭の雑音、自然(雷、雨)、ウーナ、ぺ一夕ー、レオ・アダムズ、レイマンド・エイブラム、へルマン・ニッチ、アナ・レーナ・ウィボム、家庭と文化について語るホリス、レオ、ぺー夕ー、そしてわたしの歌(リトアニアとオーストラリアの民謡)、ヘンデル、ショパン、ワグナー

これは日記映画だが、同時に楽園を巡る思索でもある。ウーナに宛てた手紙といってもいい。ウーナ3歳の年――本人の記憶には、体験したことのうちのごくわずかな断片しか残らないだろう――、周囲の世界はどのようなものであったかを思い出す微かな手だてとして、また人生のうちでも本当に大切なものをロマン主義的に手ほどきするものとして――わざとらしさ、商業主義、そして肉体と精神の両方に危害を加えるものの氾濫するこの世の中で――いつの日かウーナの役に立てばと思い、制作した。〉
ジョナス・メカス

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