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日程2012年04月19日
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時間19:00
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会場3331 Arts Chiyoda/東京都千代田区外神田6丁目 11-14
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講義:アートへの入口探し
講師:林 綾野(キュレーター)
日時:2012年4月19日(木)19:00-21:00
受講料:2000円(学生証提示の場合は1000円)
会場:3331 Arts Chiyoda
東京都千代田区外神田6丁目11-14
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コンセプトづくりから、作品の借用交渉、会場の調整など、
展覧会の企画・制作を手がける"アート界の仕掛人"とも言えるキュレーター。
林 綾野さんは、美術館に所属しないフリーランスのキュレーターとして活躍されています。
展覧会場にひとりでも多くの人に足を運んでもらうこと、
アートを身近に感じてもらうためのアプローチを考えることが、
林さんの重要な仕事でもあります。
注目すべきは、林さんのアプローチ方法。
例えば、絵画に描かれた料理を再現した著書『ゴッホ 旅とレシピ』や
『フェルメールの食卓 暮らしとレシピ』を発表し、メーカーとのコラボレーションで
「ゴッホのスープ」なるものが販売されることに......。
どんな人の生活の中にもある"食"をキーワードにすることで、
アートとの距離感をぐっと縮めたのです。
そんな林さんが今回、ARTS FIELD TOKYOでレクチャーするのは、
ズバリ『アートへの入口探し』。
3つのセクションにわけられたレクチャーから、アーティストの生き方、
作品を理解するプロセスを学び、ぜひ自分だけの"入口"を探してみてください。
きっと、次の休日には展覧会に行きたくなってしまうはずです。
<CHAPTER 1>カンディンスキーとわたし
一見難解なカンディンスキーの抽象絵画。
何をどう見ていいのか、作品とどう接していいのかわからない......。
しかし、"見る経験を重ねる"ことで、共感できるプロセスが生まれます。
林さんの経験をもとに、美術作品を楽しむための方法を探ります。
<CHAPTER 2>セザンヌ/ジャコメッティー/リヒター
それそれの時代に生きた3人のアーティストを例にあげ、
彼らが目指した「表現」が何だったのか? を検証します。
これまた一見難解に見える彼らの作品ですが、丁寧に紐解けば、
そこはイキイキとしたリアリティの宝庫。
言葉を翻訳するように、アーティストの真意を汲み取っていきます。
<CHAPTER 3>クレーの食卓
林さんが取り組むテーマ「アーティストと食・生活を紐解く」を、
実例を交えて紹介。その作家は一体どんな暮らしをしていたのか?
どんな人物だったのか? を知ることで、作品の見え方も変わってきます。
さらに、作家自身を知ることで、現代を生きる私たちが何を感じ、
どんな糧をそこに見いだすのかを考えていきます。
<講師プロフィール>
林 綾野(キュレーター)
1975年横浜生まれ。フリーのキュレーターとして展覧会の企画・制作、アートライターとして美術書を執筆。画家の芸術性に合わせてその人柄や生活環境、食との関わりなどを研究。「パウル・クレー 線と色彩」「ピカソとクレーの生きた時代」「英国植物画の世界」展などを手がける。主な著書に『ゴッホ 旅とレシピ』『フェルメールの食卓 暮らしとレシピ』『モネ 庭とレシピ』、共編著書に『クレーの食卓』『ロートレックの食卓』(すべて講談社)などがある。
<林 綾野さんからのメッセージ>
展覧会の企画、制作で非常に苦労することの一つは、諸条件をクリアし「実物の作品」を持ってくること。作品そのものと出会いは、観る人に多くのものを与えてくれる。展覧会や書籍を通じて、アートを身近に感じてもらい、美術館に足を運んでもらう方法を日々模索しています。
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◎参加方法◎
下記「ARTS FIELD TOKYO」ウェブサイトのお申し込みフォームよりお申し込みください。
http://artsfield.jp/lecture/000210.html
または、下記ご記入の上info(at)artsfield.jpまでメール送信ください。
※(at)を@にかえて送信して下さい。
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講義:「アートへの入口探し」
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