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3月

20

終了NEXT TO NORMAL 〜普通ってなに?

違和感をきっかけに「普通」を問い直す。これからのパブリシングを考えるシリーズイベント「Open Publishing @amu」から生まれた成果をamuでお見せします。

  • 日程
    2012年03月20日

  • 時間
    14:00

  • 会場
    クリエイティブスペース「amu」

【概要】

今、起きていること

震災や原発事故、国の膨らむ借金、世界経済の不安定、見たこともない風景が私たちの前に不安をともなって広がりつつあります。
今まで私たちがもっていた「普通」という考え方が通用しない時代に突入しているのかもしれません。
家族がいる、故郷がある、就職できる、老後は安心などという「普通」はもはや完全にはないのかもしれません。
いや、見えづらいだけで「普通」は絶えず、その社会とともにゆっくりにも急激にも変化してきたはずです。

「今の普通」に対して、「おかしい」と思う違和感を建設的なものへ変え、よりフレキシブルに生きる姿勢がいっそう求められていると感じています。
他人の生を見つめ「変化する価値観」を発見し受容すること、それこそが「これからの普通」ではないでしょうか?
けっして誰もがイノベーターになったり、過度に個性的になる必要もありません。新時代に対応した「これからの普通」を考えたいです。

NEXT TO NORMAL

私たちは「NEXT TO NORMAL」を掲げ、「これからの普通」を提唱していきます。
そのため、カフェ形式のプレゼンテーション、ワークショプ、対談などを開き、大胆な議論や提案をしたいと思います。またそれを今後、ネットなどさまざまなメディアを通じて、社会に広めていきたいと思います。

次の言葉にひとつでも反応するものがあった人は、ぜひお越しください。

・「みんながそう言っている」という言葉に違和感を感じる
・「普通」という言葉を聞いたとき、自分は「はじかれた」と感じてしまう
・ スティーブ・ジョブズの評伝の上巻を買ったが、なぜか下巻は買っていない
・ わずかな違和感も本当は大きな価値観の違いかもしれない
  でも、それを理解しながら他者と共に生きたい
・ 障害や差別から目を背けず、それをスプリングボードにして共生できる社会が、
 本当の「普通」の社会だと思う
・ クジラが浜辺に打ち上げられたとき、じっと見入ってしまう
・ 生活の中から生まれた知恵を磨きあげて、現在にふさわしい「普通」をつくりたい

【タイムスケジュール】
14:00-15:00 音のワークショップ
「FEELING SOUNDS/あらゆる音は、平等に存在するか」
ファシリテーター=バーバラ・ノハラ(マーケティングプランナー)

15:00-16:00 インタビュー上映
「WHAT'S A NORMAL LIFE ?」
〜ある人が普通の人生について語る2、3の事柄
・重度の障がいを持つ子どもを出産した母の「普通」の変化
・日々「普通」な「自分を変えたいと思う役者が考える「普通」から抜け出したい思い
・311で被災し全てを失ったその瞬間感じたことと、今感じる新しい日常の世界
司会=吉田知哉、村田純一

16:00-17:00 服のワークショップ
「ACCSEPT OR NOT/普通に着る、違いを着る」
〜ファッションから考える普通、普通じゃない感覚
ファシリテーター=榎本千恵(フォトグラファー、デザイナー)

17:00-18:00 カフェスタイルディスカッション
みんなで語る「これからの普通を作ろう」
〜違和感を大事にする普通へ
司会=仲俣暁生、津田広志

【詳細】
音のワークショップ
「FEELING SOUNDS/あらゆる音は、平等に存在するか」
ファシリテーター=バーバラ・ノハラ(マーケティングプランナー)

「聞く」という単純に思える行為にも実は自分の無意識が働いています。
たとえば耳に心地よい音だけを集めて自分の世界を作っていないでしょうか。
また、耳の無意識の取捨選択によって、自分なりの「普通」を作っているのではないでしょうか。
聞こえない音、聞きのがしている音を再度、聞いてみる試み。そのとき音を聞くのではなく、感じてみると何か変わるかもしれません。
楽しみながらさまざまな日常の音を通して、自らが決めてしまっている「普通」を、問い直します。

インタビュー上映
「WHAT'S A NORMAL LIFE ?」
〜ある人が普通の人生について語る2、3の事柄
司会=吉田知哉、村田純一

すべての人が日々、それぞれの人生を生きています。
それは本来、ひとりひとり違うものであるはずなのに、
なぜか「普通の人生」「平凡な人生」と呼ばれるものがあります。
そして、そんな普通の人生や平凡な人生になることを希望する人や、逆に、普通や平凡な人生に抵抗して、普通じゃない状態を追求する人がいます。
でもいったい、普通の人生とはどのようなものなのでしょうか?
普通や平凡を意識していた人たちが別のフェーズへと移っていく瞬間。
あるいは、ある特殊な状況に置かれていた人たちがふたたび取り戻した日常。
人生のある局面を迎えた人たちにシャッターを向けて、彼らが感じる「普通」、そして「普通」の先に見出したものを探ります。

服のワークショップ
「ACCSEPT OR NOT/普通に着る、違いを着る」
〜ファッションから考える普通、普通じゃない感覚
ファシリテーター=榎本千恵(フォトグラファー、デザイナー)

衣食住の中の「衣」。この私たちに身近な素材をつかって「普通」の感覚、「違う」感覚など、さまざまな感覚を味わっていきます。
たとえば古着を着たとき、どんな感じがするでしょうか。何かを思い出したり、するでしょうか。
人のジャケットを着たとき他者の存在感を感じるでしょうか(「他者を着る」)。
「着る」ことを通して、ファッションの下に潜む自他の感覚、さらに共有感や選別感覚の謎を考えます。

カフェスタイルディスカッション
みんなで語る「これからの普通を作ろう」
〜違和感を大事にする普通へ
司会=仲俣暁生、津田広志

当日集まった様々な資料、映像、インタビュー、ワークショップなどを経て、来場者、主催者が共に考える「これからの普通」とはどんなものでしょうか。
小さなグループに分かれて話し合い、NEXT TO NORMALの可能性を考えます。

【参加費】 無料

【会場】 amu

【共催】NEXT TO NORMAL + AZホールディングス

※すべてのプログラムは当日参加可能ですが「音のワークショップ」「服のワークショップ」はご予約優先となります。

<NEXT TO NORMAL>とは?
NEXT TO NORMALは、これからのパブリシングを考えるamuの定期イベント「Open Publishing @amu」から生まれたグループです。
さまざまな業種の人々が集まり、これからのメディアのあり方を考えながらコンテンツを発信していきます。

[メンバー]
バーバラ・ノハラ(マーケティングプランナー)
榎本千恵(フォトグラファー、デザイナー)
高橋宏文(放送作家)
渕本ありさ(アートディレクター)

★詳細とお申し込みはこちらからお願いいたします。
http://www.a-m-u.jp/event/2012/03/next-to-normal.html

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