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日程2011年10月25日 ~ 2011年11月25日
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時間00:00
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会場猿楽町30-8 ツインビル代官山B-403 AITルーム(代官山)ほか
画像:マネックス証券プレスルーム
現代アートの学校MADとは、2001年より、「アートの奥深さや複雑さ、そして何より楽しさを、多くの人と共有したい」という思いから、東京で初めてキュレーションを学べるプログラムでスタートしました。MADは、Making Art Different(アートを変えよう、違った角度で見てみよう)の略称です。
MADのレクチャーは、キュレーションの他に、アートの歴史や理論の基礎、アート界の仕組みや仕事に関すること、世界のアート・シーンの最新情報、現代思想や哲学、都市論など、理論と実践を幅広く網羅しています。多彩なゲスト講師陣も魅力の一つです。
今年度からは、受講生が興味や自身のスケジュールに合わせて受けたいレクチャーが予約できる、フレキシブルなシステムとなっています。
受講料は、5コマまで受講できる19,950円(税込)から。
https://www.a-i-t.net/mad/2011
今、MADに新規でお申し込み(継続受講も可)の方には、先着順で以下のいずれかのツアーに無料でご招待します。
<参加申し込み>オンライン申込みの際、「受講理由」欄にご希望のツアーをご明記ください。折り返し、ご連絡いたします。
なお、いずれのツアーもプレスの方には招待枠をご用意していますので、媒体名をご記載の上、Eメール mad@a-i-t.netにてご連絡ください。
■1)企業のコミッション・ワークと三菱一号館美術館を巡るツアー http://www.a-i-t.net/ja/event_talk/2011/10/madtour-marunouchi.php
日時:10月25日(火)12:30-14:30
日本を代表するアートの見本市「アートフェア東京」や、数々の文化的イベントが開催される、東京丸の内。
本ツアーでは、まずオンライン証券のマネックス証券オフィス内にある一般非公開のコミッション作品を見学します。
今年で4回目の開催となる、マネックス証券主催の若手コンテンポラリー・アーティスト支援プログラム「ART IN THE OFFICE」。
毎年、作品案を公募し、取材対応や会議が行われる同社のプレスルームの壁一面を彩る作品を、アーティストが滞在制作するプログラムです(AITは同プログラムの企画協力を行っています)。
ツアー当日は、今年度の選出アーティスト渡邊トシフミが制作について話をする他、同社の「ART IN THE OFFICE」の運営担当者が、企業による斬新なアート支援プログラムについて紹介します。
プレスルームは、これまでプレスの方々には公開してきましたが、一般への公開は今回が初めての機会となります。
・ART IN THE OFFICEについて
http://www.monexgroup.jp/jp/company/art_in_the_office/2011artist
次に、2010年に開館した三菱一号館美術館を訪れます。
三菱一号館は、1894年、開国間もない日本政府が招聘した英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計された、三菱が東京・丸の内に建設した初めての洋風事務所建築です。
建物は老朽化のため1968年に解体されましたが、40年後に、同じ地に復元、美術館としてよみがえりました。
当日は、広報担当の方より美術館自体の成り立ちや歴史について説明を聞いた後、10月13日より始まったばかりの「三菱一号館美術館コレクション<II> トゥールーズ=ロートレック」展を鑑賞します。
ツアー後は、明治期には銀行の営業窓口として使われていた二層吹き抜けの開放感溢れる空間を活かした、館内の「Cafe 1894」で、他の参加者とアートについて語り合いませんか?
また、この懇親会には、現在同美術館で働いているMADの修了生が参加予定です。
・三菱一号館美術館ウェブサイト http://mimt.jp/
今後、益々アートの広がりが期待される丸の内を、MADのガイドで訪れてみませんか?皆さまのご参加を、お待ちしています。
■2)原美術館「アート・スコープ2009-2011 インヴィジブル・メモリーズ」展ガイドツアー
http://www.a-i-t.net/ja/event_talk/2011/10/madtour-artscope.php
日時:11月5日(土) 11:00-13:00
AITが2003年から事務局をつとめる、ダイムラー・ファウンデーション ジャパンの文化・芸術支援活動「アート・スコープ」。
現在原美術館では、日本人アーティスト2人とドイツ人アーティスト2人が互いの国にアーティスト・イン・レジデンスプログラムで滞在し、その体験をもとに制作した作品を発表する展覧会が開催中です。
4人の経験は、目に見えない記憶(インヴィジブル・メモリーズ)として、原美術館という、昭和初期に邸宅として建てられた洋館という空間で、鮮やかに浮かび上がっています。
本ツアーでは、展覧会を担当した原美術館主任学芸員の方によるガイドツアーの後、AITの「アート・スコープ」プログラムの担当スタッフが、アーティストの選出、受け入れ、滞在中のサポート、
そして展覧会に向けての準備など、展覧会実現までの舞台裏について話します。
こちらも、ツアーの終了後には、同美術館の美しい中庭に面したカフェで、カジュアルな懇親会を予定しています。レジデンスプログラムや、展覧会のマネージメントに興味のある方は、ぜひご参加ください。
・原美術館ウェブサイト
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
■この秋の豪華な講師陣に注目!
10月から11月にかけては、芸術の秋にふさわしく、多数のゲスト講師を迎えます。取り上げる分野は、写真、建築、都市研究、日本の文化政策、アウトサイダー・アート、ネットカルチャー等。きっと興味のあるトピックが見つかるでしょう。詳細についてはぜひウェブサイトをご覧ください。 https://www.a-i-t.net/mad/2011/lectures
【秋のゲスト講師によるレクチャー紹介】※一部
・10月19日(水)19:00-21:00 「新しい美術館の戦略とキュレーティングの変化」/講師:秋元雄史(金沢21世紀美術館 館長)
・10月22日(土)12:30-14:30 「東京のゲニウス・ロキ(地霊)を読み解く」/講師:ヴィヴィアン佐藤(非建築家/美術家/ドラァグクイーン)
・10月29日(土)15:30-17:30 「都市の文化人類学 -東京の読解法」/講師:都築響一(編集者)
・11月5日(土)12:30-14:30 「声と身体の可能性とコミュニケーション」/講師:山川冬樹(ホーメイ歌手/美術家)
[MADについて:続き]
1400人を超える修了生には、受講後、美術館やギャラリーに勤務する、自身でアートプロジェクトを企画・運営する、海外留学をするといった方が多数います。また、アートとは接点のない仕事をしている方からも、「MADを通して現代アートに触れ、そこで得た新たな視点や思考が業務に役立った」という声も聞かれます。近頃では、修了生から現代アートを題材とした企業研修やプロジェクトを提案される機会も増えてきました。
このように、MADは、自分がアートとどのように関わっていくかを探るきっかけとなることも魅力です。
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特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
Tel: 03-5489-7277 Fax: 03-3780-0266 Email:mad@a-i-t.net Url: http://www.a-i-t.net
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403
◆AITとは?
AITは、キュレーターやアート・オーガナイザー6名が、現代アートと視覚文化を考えるための場作りを目的として、2002年に設立したNPO団体です。個人や企業、財団あるいは行政と連携しながら、現代アートの複雑さや多様さ、驚きや楽しみを伝え、それらの背景にある文化について話し合う場を、さまざまなプログラムをとおして創り出しています。