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9月

13

終了棚田康司展「○と一」(らせんとえんてい)

スパイラルに芽吹く、7体の神秘的な少年少女

  • 日程
    2011年09月13日

  • 時間
    00:00

  • 会場
    スパイラルガーデン(スパイラル1F) 〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23

スパイラルでは9月22日(木)~10月10日(月)までスパイラルガーデン(スパイラル1F)で、棚田康司展「○と一」(らせんとえんてい)を開催します。

2001年に文化庁芸術家在外研修員としてドイツに滞在した際、西欧人との体躯の違いや、木に命を見出す日本人の感性に改めて気づいたと語る棚田。以来、日本古来の木彫技法「一木造り」を用いて、か細い肢体と憂いを秘めた表情を持つ少年少女の像を作り出し、その名を広く知られるようになりました。

本展では、7体の新作でスパイラルガーデン全体を神秘的な空間に変容させる、大胆な試みを展開します。
エントランスで家々を見守る少女の胸像。
賑やかなカフェの間を突き抜ける参道のごとき白い道。
らせん状の吹き抜け空間には、「風神雷神」から着想を得た一対の像と水を題材にした二体の像が立ち並ぶなど、街も建物も人工的に造り込まれたこの場所に、神と人、自然と人との間をつなぐ存在として、木の命を宿した少年少女の像が現れます。

棚田の作り出す静謐な世界が謳う、しなやかな生命力と神秘性。
是非ご期待下さい。

【開催概要】棚田康司展「○と一」(らせんとえんてい)
会期:2011年9月22日(木)~10月10日(月・祝)
時間:11:00~20:00 入場無料
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
 〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23
お問い合わせ先:TEL 03-3498-1171(スパイラル代表)
主催:株式会社ワコールアートセンター
企画制作:スパイラル
協力:山口製材株式会社 / 群馬県富岡製糸場 / ミヅマアートギャラリー

【関連イベント】棚田康司アーティストトーク
彫刻家・棚田康司自身が、作品解説を中心に「○と一」(らせんとえんてい)について語ります。
日時:9月22日(木)17:30~
場所:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
入場料:無料
事前お申し込み:不要
お問い合わせ先:スパイラル TEL: 03-3498-1171

【棚田康司プロフィール】
1968  兵庫県明石市生まれ 神奈川県茅ヶ崎市在住
1993  東京造形大学造形学部美術学科Ⅱ類(彫刻)卒業
1995  東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了(深井隆研究室)
2001  文化庁芸術家在外研修員として7ヶ月ベルリンに滞在
現在 神奈川県にアトリエを構える

●主な展覧会:
2011「ZIPANGU-31人の気鋭作家が切り拓く、現代日本のアートシーン。-」日本橋高島屋 /東京
2010「SO + ZO展 未来をひらく造形の過去と現在 1960s→」Bunkamura ザ・ミュージアム /東京
  「創造と回帰 | 現代木彫の潮流」北海道立近代美術館 /北海道
2009 個展「結ぶ少女」 ミヅマアートギャラリー /東京 (2006、2004、2000)
  「Essential Experiences」Museo Regionale d'Arte Moderna e Contemporanea /
   パレルモ、イタリア
  「彫刻の五・七・五」沖縄県立芸術大学付属図書・芸術資料館 /沖縄
2008 個展「十一の少年、一の少女」 ヴァンジ彫刻庭園美術館 /静岡
  「TARO賞の作家Ⅰ」川崎市岡本太郎美術館 /神奈川 
  「Off the Rails | 反主流」Mizuma & One Gallery /北京
2007「物語の彫刻」東京藝術大学大学美術館陳列館 /東京
  「場の記憶 虚実の狭間で 第三回造形現代芸術家展」東京造形大学付属横山記念マンズー美術館 /東京
  「日本-メキシコ彫刻友愛展」ユカタン州メリダ、メキシコ
2006 個展「棚田康司展」 void+ /東京 
  「ライフ」水戸芸術館現代美術ギャラリー /茨城
  「DOMANI・明日展2006」損保ジャパン東郷青児美術館 /東京
2005「YOU or IT」(O JUN×棚田康司)ミヅマ・アクション /東京
  「第8回岡本太郎記念現代芸術大賞」川崎市岡本太郎美術館 /神奈川
2004「TOKYO STYLE」MILLIKEN Gallery /ストックホルム、スウェーデン
2003「皮膚・身体・コミュニケート」女子美アートミュージアム /神奈川
  「彫刻の身体」東京藝術大学大学美術館陳列館 /東京

画像:棚田康司「家の少女」 Photo: 熊谷順


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