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日程2011年08月22日
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時間19:30
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会場UPLINK FACTORY アップリンク・ファクトリー 渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F
キューバ映画の至宝『低開発の記憶』(1968)の原作となった同名小説が、このたび約40年ぶりに新訳として刊行されました。これを記念して、訳者の野谷文昭氏と、映画の配給元で字幕監修者でもある比嘉世津子氏をゲストに迎えて上映会+トークショーを開催します!
小説と映画の間を探り、その魅力に迫る試み、さらに本作をスクリーンで観ることのできる貴重な機会をお見逃しなく!
《トークゲスト》野谷文昭(東京大学大学院教授)比嘉世津子(有限会社Action.Inc代表)
《上映作品》『低開発の記憶』(1968年/キューバ/モノクロ/DV/97分)
監督:トマス・グティエレス・アレア
脚本:トマス・グティエレス・アレア、エドムンド・デスノエス
原作:エドムンド・デスノエス『低開発の記憶』(野谷文昭訳、白水社刊)
出演:セルヒオ・コリエリ、デイジー・グラナドス、エスリンダ・ヌニェス他
配給:Action.Inc
《作品解説》:1996年に亡くなったキューバの巨匠、トマス・グティエレス・アレア監督によるキューバの不朽の名作と言われ、68年に製作されたにもかかわらず、未だに欧米でビデオ上映やテレビ放映が行われてる。73年、アメリカで公開されたときは、ニューヨークタイムズのベスト10に入り、ラテンアメリカを代表する作品として、息の長い人気を誇っている。ストーリーは、ブルジョア階級のセルヒオのモノローグを中心に、個人と社会の関係を浮き彫りにして進んでいく。その中で、実際に起こったピッグス湾事件や裁判、ミサイル危機、カストロの演説がドキュメンタリーで挿入され、当時の貴重な社会背景を映し出す鏡にもなってる。
《ストーリー》:1961年、ハバナ。カストロが社会主義を宣言したことにより、多くのキューバ人資産家が、次々とアメリカに亡命し、妻や両親、仲間たちが当たり前のように出国するなか、ブルジョア階級のセルヒオ(38歳)は、ハバナに一人残る決断をする。常にヨーロッパを基準にし、キューバに対して傍観者としての立場しかなく「低開発」な国とみなしているセルヒオにとっては、革命後の現実が理解できずにいた。そんな中女優志望の美しい娘エレーナと知り合い、関係を持ち、元妻と同じようにヨーロッパ的雰囲気や教養を身につけさせようとするが…
日時:8月22日(月)19:00開場/19:30開演
会場:アップリンク・ファクトリー 渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F
http://www.uplink.co.jp/factory/log/004058.php
料金:¥1,800(1ドリンク付)
※メール予約できます(当日参加も可能です)
(1)お名前
(2)人数 [一度のご予約で3名様まで]
(3)住所
(4)電話番号
以上の要項を明記の上、件名を「予約/8月22日『低開発の記憶』」として、
factory@uplink.co.jp までお申し込み下さい。