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7月

09

終了死刑廃止国際条約発効20周年・記念集会「いま、私たちはどこへ向かうべきか~死刑の論理を越えて~」

いま、私たちが進むべき道はどこにあるのか。 死刑廃止と日本社会のこれからをテーマとする集い。阿部浩己、雨宮処凛、太田昌国らが出演。

  • 日程
    2011年07月09日

  • 時間
    13:00

  • 会場
    日本大学法学部三崎町キャンパス10号館1階1011ホール

2011年7月11日、国連の死刑廃止国際条約(自由権規約第二選択議定書)が発効して20年を迎えます。この20年間で、73カ国がこの条約を批准し、死刑を廃止した国は83カ国から139カ国へと56カ国も増加しました。しかし日本では、1995年の阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件などを機に、社会の厳罰化傾向が強まり、1993年に死刑を再開して以降84人が処刑されています。

3月11日の東日本大震災により、多くのいのちが喪われました。さらに東京電力福島原子力発電所の事故により、広範な地域の人びとが深刻な影響を受けています。いまだ多くの方が避難を強いられ、先の見えない不安と苦痛の中に置かれています。

多くのいのちが喪われた日本社会で、私たちがこれから進むべき道はどこにあるのか。死刑廃止をめぐるこの20年間の世界の動きを見つめながら、あらゆる人びとのいのちと尊厳が守られる社会への道を希求して、死刑廃止と日本社会のこれからをテーマとする集会を開催します。

日時: 2011年7月9日(土)13:00~16:00
場所: 日本大学法学部三崎町キャンパス10号館1階1011ホール
※会場へのアクセス
 JR総武・中央線「水道橋駅」東口および都営三田線「水道橋駅」A2出口から 徒歩5~6分
 東京メトロ半蔵門線・都営三田線・新宿線「神保町駅」A2・A4出口から 徒歩6~8分

定員: 270人
資料代: 500円 ※25歳以下無料

講演: 阿部浩己さん(神奈川大学法科大学院教授)
 「死刑廃止国際条約発効後の20年 ~世界はどのように変化したか~」
対談: 雨宮処凛さん(作家) + 太田昌国さん(民族問題研究)
 「震災以後の日本社会のあり方について ~死刑の論理を越えて~」
※講演や対談の他、死刑廃止を求める市民団体などからのアピールを予定しています。
※集会終了後、近くの「西神田公園」から、死刑廃止を求めるデモを行う予定です。

出演者プロフィール:
阿部 浩己(あべ・こうき)さん
神奈川大学法科大学院教授。特定非営利活動法人ヒューマンライツ・ナウ理事長。日本平和学会副会長。国際法過程のなかに人間/民衆の利益をいかに組み入れるかに関心を寄せて研究を続けている。近著に、『国際法の暴力を超えて』(岩波書店、2010年)、『無国籍の情景』(UNHCR駐日事務所、2010年)、『抗う思想/平和を創る力』(不磨書房、2008年)、『戦争の克服』(共著、集英社新書、2006年)などがある。

雨宮 処凛(あまみや・かりん)さん
1975年北海道生まれ。作家・活動家。00年『生き地獄天国』にてデビュー。以降、「生きづらさ」をテーマとした著作を発表し続ける。06年より格差・貧困問題に取り組み、メディアなどでも積極的に発言。著書に『生きさせろ!難民化する若者たち』(太田出版・ JCJ賞受賞)、『小心者的幸福論』(ポプラ社)、『プレカリアートの憂鬱』(講談社)など多数。反貧困ネットワーク副代表。

太田 昌国(おおた・まさくに)さん
人文書の企画・編集者として働く傍ら、世界と日本の政治・社会・歴史・文学などの諸テーマに関する発言を続けている。死刑制度廃止運動をはじめ、さまざまな社会運動に関わっている。主な著書に『千の日と夜の記憶』『〈異世界・同時代〉乱反射』『日本ナショナリズム解体新書』『〈国家と戦争〉異説』『チェ・ゲバラ プレイバック』(以上、現代企画室』、『拉致異論』(河出文庫)、『暴力批判論』『拉致対論』(太田出版、後者は蓮池透氏との対談)、『新たなグローバリゼーションの時代を生きて』(河合出版)などがある。

主催:
社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
死刑廃止国際条約の批准を求めるFORUM90

後援:
死刑廃止を推進する議員連盟

お問合せ:
アムネスティ日本・死刑廃止ネットワークセンター東京
TEL:03-3518-6777/E-mail:adp-team@amnesty.or.jp
死刑廃止国際条約の批准を求めるFORUM90
TEL.03-3585-2331/FAX.03-3585-2330

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