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日程2011年05月13日 ~ 2011年05月22日
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時間13:00
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会場ポスターハリスギャラリー(渋谷東急本店からすぐ)
「奇妙な形態の虫がまるでその身を恥じながらつがうようにして、
私たちはぎこちなく情を交わした。
それはこの世の道理と当たり前を敵に回した人でなしの恋
世界と私たちをつなぐ蝶番いがどこかに消えてしまったかのような耽溺の日々・・・。」
Produce Unit SELECTは2011年5月13日から22日まで、渋谷ポスターハリスギャラリーにて、森馨(もり・かおる)個展「蝶番いのゆくえ(チョウツガイノユクエ)」を開催します。
人形作家である森馨の約1年半ぶりの個展となる本展では、人形作品に加えてオブジェ、人形を撮影した写真などを展示し、森馨のクリエイティブの静かなインテンシティ(激しさ)を表現する機会としたいと考えています。
展示される写真の制作を谷敦志、会場の空間演出を菊地拓史というそれぞれ独自の世界を持つアーティストが担当する他、スペシャルイベント「チェロと人形の夕べ」のゲストに山口椿氏を迎えて開催される今回の個展は、様々な美のオーラとパワーが交錯する異界となることでしょう。
スペシャルイベント「チェロと人形の夕べ」
5/18(水)19:15開場 19:45開演
ゲスト:山口椿 入場料:1,000円(1ドリンク付き)
お問い合わせ:ポスターハリスギャラリー tel:03-5456-7218
<森馨(もり・かおる)プロフィール>
人形作家・ビジュアルアーティスト。
1998年、アトリエリデルにてBee菅野氏、山上真知子氏に師事し、人形制作を始める。
数多くのグループ展、個展で人形作品を発表する傍ら、山口椿氏に師事し、春画とエロティシズムを学ぶ。
2006年、私家本「parfum de bois」を、2009年にはアトリエサードより「眠れぬ森の処女(おとめ)たち」を刊行。球体関節人形ファン以外からの評価を獲得するきっかけとなる。また、2006年にフランスのアルバンミッシェル社から刊行され、2010年暮れに河出書房新社から翻訳本が刊行された、アニエス.ジアール著/にむらじゅんこ訳「エロティックジャポン」の「お人形」の項でもその作品が紹介された。
ストイックな生活の中で鍛えた肉体と奇妙な妄想力のアンバランスさを武器に、ライブ・ペインティング、ボディ・ペインティング、朗読などさまざまなパフォーマンスや季刊誌「TH series(トーキングヘッズ叢書)」でのアーティストとの対談などでも活躍中。
西洋風デカダンスと日本的なエログロナンセンスの資質を併せ持つ、新しいタイプのアングラ・アーティストとして将来を期待されている。
森馨オフィシャルサイト“Maiden Baroque”
http://www.kaorumori.com/
Produce Unit SELECT 公式ブログ
http://www.please-select.me/blog/
ポスターハリスギャラリー
http://posterharis.com/gallery/index.html