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マダム ボンジュール・ジャンジ
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ジャンジ♥さんが考案したオリジナルの「ハグたいそう」
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ドラァッグクィーンparty「ジューシィー！」
ドラァッグクィーンparty「ジューシィー！」主宰者として名を馳せ、ドラァッグクィーンとしても様々なシーンで活躍しながら、昼間は新宿二丁目のHIV/STI情報センター「akta」を切り盛りするという様々な顔を持つジャンジ♥さんに話を伺いました。
女性のドラァッグクィーンは珍しいと思いますが、なぜドラァッグクィーンになろうと思ったのですか？
なろうと思ったのではなくて、気がついたらそう呼ばれるようになってたって感じ。1990年からダンサーとして舞台に立ったり、クラブへ遊びに行ったりしてて、過剰な化粧と派手な衣装の感じとかで、ドラァッグクィーンと呼ばれるようになったのかな。映画「プリシラ」が日本に上陸した影響もあったかもしれない。
「ドラァッグクィーン-Drag Queen」とは欧米で、男性が過剰な女装をして、でかいカツラとかつけて、長い衣装の裾を引きずって歩く様子から生まれた言葉みたいだけど、自分がその事と向き合った時に、「なぁんだ。わしドラァッグクィーンじゃん」と思ったんです。女性でありながらも、社会や周りがおしつけてくる女性性や自分の中の女性性を笑い飛ばしながら、ユーモアや華やかさをもって演出する様は、ドラァッグクィーン。マンコ付きのね！ハハハ。
日本のドラッグクイーンシーンについてどう思いますか？
シーンには興味ないです。
ドラァッグクイーンparty「ジューシィー！」とはどんなイベントですか？
1997年から東京を拠点に隔月開催しているオープンマインドな交歓のゲイミックスパーティーです。
基本はクラブパーティーだけど、海外のアートフェスに呼ばれたり、東大安田講堂前やラジウム温泉、美術館でやったりもしてる。2007年夏に10周年を迎えました。ドラァッグクィーンを中心としたショータイムに定評があります。
「ジューシィー！」をたちあげたいきさつを教えてください。
自分が楽しめることをしたかった。場もつくりたかったし。それで、やってみたら楽しかったの〜！だから続けたいと思った。社会のいろいろな現実に向き合いながらも、歓びをもって、セクシュアリティや性別、職業、人種、国籍、障害、病などあらゆる壁をこえてゆく一期一会のコラボ作品です。
今回、アップリンクでイベントを開催することになった経緯は？
ギャラリーで「ジューシィー！」展を行うことになったので。アップリンクは、音量的にクラブpartyは難しいけれど、上映が出来るという魅力があるのでワークショップの新しい可能性を追求してみようと思う。
イベントで行う「ハグたいそう」とは何ですか？
2001年にワタリウム美術館「アート一日小学校展」で生まれたジャンジ♥オリジナルのスキンシップのたいそうです。
ココロもカラダも開いて自分を慈しみ、自分の鼓動や体温を感じるところから始めて、ヒトとのつながりを感じるという、手ぶらでできちゃう楽しいダンスみたいなたいそう。初めはちょっと恥ずかしそうな人もやっているうちにだんだん元気になってきて、不思議と盛り上がっちゃう。
ピエロ？みたいなジャンジ♥や巨大ぬいぐるみのハグちゃん。オオカミやブタの着ぐるみとかもいて、スキンシップが苦手な人も老若男女国籍問わず、誰でもできちゃう。ハートHUG！やマッチョHUG!宇宙HUG！とか！ジャジャジャジャーーンジと一緒に楽しもう～＊ぜひ参加してみてくださいな。
今後、アーティストとしてどういうことに挑戦していきたいですか？
かわらずにあらゆる壁を笑い飛ばし続けていきたいかな。種まきしたり、あらゆるものをつないだり、耕したり。またソロ公演もしたいし、絵本もかきたい。展覧会もやりたいし、HOMEもつくりたい。HOMEって家族のような関係であったり、場であったりかな。
ハグハグ伝導師としては学校とかでやりたいですね！！出前します。どこでも行きますよん。呼んでくださいな。
未だみぬ道 我往く。
『 ジャンジ♥とHOLIDAY』
展覧会+ワークショップ+映画上映会
日時：3月20（木）
会場：アップリンク・ファクトリー（東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F）
時間：開場14:00
プログラム:
14:00～ OPEN
14:30～ Aプログラム ♪ワークショップ♪
HUG体操 + ドローイング
16:00～ ☆Lounge Time☆ DJ YUME!
18:00～ Bプログラム ♪上映会♪
映画『Queer Boys and Girls on the SHINKANSEN』
19:00～ ☆Lounge Time☆ DJ YUME!
21:00 CLOSE
料金： 各プログラム ￥1,600
※A,B両方参加の場合 ￥2,500
ジャンジ♥ プロフィール
1990年より舞台に立つ。国内外を股にかけるドラァッグクィーン/アーティスト。
日常も晴れ着でうたい続ける未来性器ダンサー。「黒沢美香&Dancers‘(モダンダンス)」「ELLES」を経て1993年よりソロ活動。ダンスパフォーマンスを中心にリップシンク、ヴォイス、映像、装置、オリジナルの衣装などを駆使して、あらゆる境界線を超えたきらきらした世界を願う穴ーキスト。また映像やドローイング、インスタレーションを中心とした展覧会やDJ,オーガナイズ、執筆なども行う。芝居や映画、雑誌、TVにも出演。
http://instant.typepad.com/johnj/
・「ジューシィー！」公式HP
http://www.busy8.com/juicy/
ＨＩＶ予防コミュニティセンターaktaでの活動について
「community center akta」は、HIVや性感染症の情報センターで、新宿二丁目に集う人々の公民館です。
HIV+の人の手記集や検査、相談の情報があったり、partyや街の案内も手に入ります。勉強会や展覧会、待ち合わせなどにも利用でき、どなたでもご利用できます。専従事務局員として切り盛りしているので気軽にきてくださいね。
場所：東京都新宿区新宿2-15-13第二中江ビル#301 [地図を表示]
時間:16:00-22:00(第2日曜日定休）
tel&fax:03-3226-8998
email:info@rainbowring.org
・akta公式HP
http://www.rainbowring.org/akta/
ジャンジ♥さんが企画している「夜の教室」について
今ワタリウム美術館で行われている、1965年から40年に渡って新宿を撮り続けてこられた流しの写真屋「渡辺克巳」展の関連企画です。
あの頃はよかったね、ではなくて、渡辺さんのエッセンスを持ちつつ、今を生ききっているとわしが感じたスペシャルゲストをお招きして、未来に花粉を飛ばしてゆきたいと考えています。地下のオン・サンデーズで会期中毎週土曜日深夜、新宿のエッセンス溢れるミッドナイトスクール「バー夜の教室」を開校。説教ありバーレスクあり討論あり音楽あり。もちろん、うまい酒と肴と。ウィークエンドの集中講議です。ママでいますよん。
渡辺克巳写真展関連企画
オン・サンデーズ「バ－/夜の教室」
4月19日まで、毎週土曜日夜8時から11時30分
主催：オン・サンデーズ
企画/構成/ママ：マダム・ボンジュール・ジャンジ
BGM/DJユメ
チャージ(ワンドリンク付き):1,800円
4/19のみ2,000円
会場：ワタリウム美術館地下
予約/問：オン・サンデーズ
tel:03-3470-1424
e-mail:onsundays@watariumu.co.jp
・ワタリウム美術館公式HP
http://www.watarium.co.jp
