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6月22日より開催!「ICC アニュアル 2024 とても近い遠さ」

さまざまなリアリティの「遠さ」と「近さ」について、特に、パンデミック以後の私たちの意識の変化を通して、それぞれの異なるアプローチによる作品によって考えます。

  • 日程
    2024年06月22日 ~ 2024年07月21日

  • 時間
    11:00

  • 会場
    NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]

会期:2024年6月22日(土)—11月10日(日)
出品作家:青柳菜摘+細井美裕,木藤遼太,ウィニー・スーン,たかくらかずき,ユーゴ・ドゥヴェルシェール,葉山嶺,古澤龍,米澤柊,リー・イーファン,おおしまたくろう(エマージェンシーズ!046)、リー・ムユン(エマージェンシーズ!047)
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入場料:一般 500円(400円),大学生 400円(300円)
ICC年間パスポート:1,500円
* 障害者手帳をお持ちの方および付添1名,65歳以上の方と高校生以下の方,ICC年間パスポートをお持ちの方は無料
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これまでの通信技術は,テレプレゼンス(遠隔現前)と呼ばれるように,遠くにあるものを近くに感じさせる,遠くを「ここ」に近づける「近さ」を実現するものとして構想,認識されていました.しかしソーシャル・ディスタンスという,物理的に近くあればこそ,お互いの「適切な」距離を考えざるをえない時期を経た現在の私たちにとって,それらの技術は,「遠さ」を近づける一方で,「近づけなさ」を表象するものにもなっているのではないでしょうか.

マーシャル・マクルーハンは,1962年に,通信技術によって時間的空間的距離というものが解消されることで,情報伝達の格差が消失し,あたかも地球がひとつの村のようになるとする「グローバル・ヴィレッジ(地球村)」というコンセプトを提唱しました.それは,インターネット時代になると現実のものとなり,現在では,高速大容量通信環境や現実拡張技術の発展によって,私たちのリアリティのあり方や捉え方にも変化が起こっています.情報はいつでも享受できる一方で,提供される情報のみで世界が構築されることにもなってしまいました.この時代の情報環境における,さまざまなリアリティの「遠さ」と「近さ」(とその変化)について,これからの集合的無意識を構成する要素について,私たちの日常の変化を反映した作品,日常がどのように変わるのかをとらえようとした作品など,それぞれが異なるアプローチによる作品から考えてみたいと思います.
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企画:畠中実,指吸保子
キュレトリアル・チーム:畠中実,指吸保子,鹿島田知也,赤坂恵美子,宮脇愛良
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・コレクション作品展示(有料エリア内)
グレゴリー・バーサミアン《ジャグラー》

無料展示エリア(予定)
岩井俊雄《マシュマロモニター》
リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC
映像アーカイヴ HIVE(ハイヴ)

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