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日程2017年10月30日 ~ 2017年11月30日
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時間12:00
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会場アキバタマビ21 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 201・202
【展覧会内容】
日々ものをつくり他者に開示する中で、何を大切にするのか。
作家4人で話し合う中から、「在るということ=存在」と「実感」という言葉が得られた。
存在には、物質(もの)的な側面と、情報(コト)的な側面が存在する。
情報化が進み、社会では「もの」から実感を伴わない「コト」へと価値の重点が推移してきた。
私たちの生活には情報機器が切り離せないものとなり、迅速な情報交換や、目的に対して手間や時間をかけずに結果を得ることが可能になった。しかし、裏を返せばそれは実感を伴わないコミュニケーションによる人間関係の歪みや、存在に対する実感の希薄さにも繋がっている。
相対するような二つの概念があるとき、私たちはついそれを比較し、それぞれの価値について言及し、優劣の中で「答え」を見出そうとする。しかし、それよりも二つの間にある関係性を紐解くことで、よりよい応えを得られるのではないだろうか。
今回の展覧会には、手仕事を用い、物質感に強い関わりを持った制作活動を続けている4名の作家が集まった。作品制作の過程を通じて、素材(もの)とそこにこめる意味(コト)との関係性を探り、「存るということ」にいかに向き合うか。四者四様の応えを探っていくことを本展覧会の主題とする。
【出品者名】
○青木香保里 AOKI Kaori
1988 東京都生まれ
2013 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻 卒業
2015 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻日本画研究領域 修了
個展
2013 「青木香保里ドローイング展」六本木605画廊
「青木香保里個展-border-」コートギャラリー国立
2014 「WAVE KAORI AOKI EXHIBITION」OFFICE
2015 「青木香保里修了個展」ガレリアグラフィカbis
「青木香保里小品展」space2*3
2016 「青木香保里ドローイング展vol2 layer」space2*3
2017 「青木香保里個展」コートギャラリー国立
「青木香保里個展」新生堂
グループ展
2014 「未来展-美大の競演-」日動画廊 '15
2016 「美のつぼみ」日本橋三越
2017 「第4回グループホライゾン」日本橋高島屋
受賞歴
2011 三菱商事アート・ゲート・プログラム13 入選( 以降複数回)
2012 三菱商事アート・ゲート・プログラム2012年度奨学生
2013 佐藤国際文化育英財団 第23回奨学生
日本文化藝術財団奨学生
財団法人守谷育英会修学奨励金 奨励賞
KEAT小砂環境芸術祭 那珂川町議会議長賞
第3回Dアートビエンナーレ展 入選
2014 朝日新聞厚生文化事業財団第4回「Next Art 展」推薦
新生絵画賞展 シード賞
日本の絵画2014 佳作賞
2015 第33回上野の森美術大賞展 入選
2016 枕崎国際芸術賞展 佳作賞
Dojima River Award 優秀賞
Webサイト https://kaoriaokiweb.jimdo.com
○安藤開 ANDO Kai
1988 神奈川県生まれ
2013 多摩美術大学美術学部工芸学科 卒業
2015 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程工芸専攻 修了
現在 都内小学校にて図工教員として勤務
個展
2014 「安藤 開展」ギャラリーQ、東京
2015 「安藤 開展」ギャラリーQ、東京
2016 「安藤 開展」ギャラリーQ、東京
グループ展
2011 「産業廃棄動物展」神奈川県民ホール、横浜
「FREE STYLE展」神奈川県民ホール、横浜
2012 「交差展 vol.5」CROCO ART FACTRY、横浜
2013 「卒業制作展-ひてひと-」スパイラルガーデン、東京
「交差展 vol.6」CROCO ART FACTRY、横浜
「アジア現代陶芸-新世代の交感展」金沢21世紀美術館、金沢
「第49回神奈川県美術展」神奈川県民ホール、横浜
2014 「交差展 vol.7」CROCO ART FACTRY、横浜
「アジア現代陶芸-新世代の交感展」クレイアーク金海美術館、韓国
「99人展」ギャラリーQ,東京
2015 「交差展 vol.8」CROCO ART FACTRY、横浜
「第7回ゼロケルビン展」全労済ホール/スペース・ゼロ、新宿
「99人展」ギャラリーQ,東京
2016 「交差展 vol.9」CROCO ART FACTRY、横浜
「第8回ゼロケルビン展」全労済ホール/スペース・ゼロ、新宿
「99人展」ギャラリーQ,東京
2017 「Art Meeting 2017展」ギャラリーQ,東京
「交差展 vol.10」CROCO ART FACTRY、横浜
「99人展」ギャラリーQ,東京
「第13回 三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション」浜町センタービル
「草原展 立体の部」ギャラリーKINGYO,千駄木
「第9回ゼロケルビン展」全労済ホール/スペース・ゼロ、新宿
「うつせみのそら」K’sギャラリー、東京
○勝木杏吏 KATSUKI Anri
1989 東京都生まれ
2008 国立音楽大学付属高校卒業
2013 多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業
2015 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程彫刻専攻 修了
個展
2013 「勝木杏吏展」ギャラリーQ、東京
2014 「aizome」ギャラリー零∞、東京
グループ展
2009 「第8回 木との語らい展」聖路加国際病院、東京
「多摩美術大学彫刻展」八王子夢美術館、東京
2011 「橋渡る眼差し」Gallery LE DECO、東京
2012 「アンタロウ知子」多摩美術大学彫刻学科ギャラリー、東京
「弘益国際美術展」大学路アートセンター、ソウル
2013 「サム・ホール・コミュニケーション-99人 展」ギャラリーQ、東京
「Brightness展」ギャラリーQ、東京
「第6回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション」東京
「第29回公益財団法人北野生涯教育振興会彫刻奨学生作品展」
日本大学アートギャラリー、東京
2014 「平成26年度多摩美術大学校友会奨学生成果報告展」
多摩美術大学イイオギャラリー、東京
「サム・ホール・コミュニケーション-99人 展」ギャラリーQ、東京
2016 「Viewpoint展」ギャラリーQ、東京
「サム・ホール・コミュニケーション-99人 展」ギャラリーQ、東京
「池ヶ谷肇×勝木杏吏展」サクラギャラリー、東京
○粂原愛 KUMEHARA Ai
1989 埼玉県深谷市生まれ
2015 多摩美術大学大学院日本画研究領域 修了
個展
2015 粂原愛個展(アートスペース羅針盤/京橋)
2016 粂原愛個展(アートスペース羅針盤/京橋)
グループ展
2013 碧い石見の芸術祭
美術大学選抜日本画展(以降,14年)
「七彩輪6」(銀座Gally風)
「polaris」(銀座スルガ台画廊)
「奇麗展」(銀座ギャラリー石)
2014 「Expected Artists 2014」(Shonandai MY Gallery/六本木)
雪舟美術協会 日本画選抜特別展(東京都美術館/上野)
「octet」(佐藤美術館/新宿)
2015 「next展」 (REIJINSHA GALLERY,Tokyo/銀座)
「未来を作る作家たち展」(ギャラリーあずま/銀座)
「渺渺展」(東京銀座画廊)
未来展」(日動画廊/銀座)
2016 「50の顔」(REIJINSHA GALLERY,Tokyo/銀座)
「渺渺展」(東京銀座画廊)
2017 「上野の森美術館入賞者展」(上野の森美術館ギャラリー/上野)
「NextArt展」(朝日新聞東京本社・本館2階コンコース・松屋銀座)
「日中若手交流展」(上海雲間美術館/中国・上海)
受賞歴
2013 ALBION AWARDS 2013 金賞受賞
第13回福知山市佐藤太清賞 特選 板橋区長賞受賞
2015 第26回臥龍桜日本画大賞展 桜賞受賞
神山財団奨学生成果展 優秀賞
2016 第34回上野の森美術館大賞展 優秀賞
2017 第7回星野真吾大賞展 入選
助成
2014 一般財団法人神山財団 第1回奨学生
2017 公益財団法人 吉野石膏美術振興財団 「若手日本画家による展覧会助成」
Webサイト https://www.aikumehara.com/
【展覧会詳細】
「存在と実感」 -how to feel the existence-
2017年10月30日(月)~12月8日(金)
開館時間 12:00~19:00(金・土は20:00 まで)、火曜休場
◆イベント
●オープニングパーティ 11月4日(土)18:00~
●トークショー 11月25日(土)15:00~16:30
多摩美術大学 岡村桂三郎教授、木下京子教授をお迎えして、作家を交えた
トークイベントを行います。
【展覧会場】
アキバタマビ21
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 201・202
電話:03-5812-4558
URL:http://www.akibatamabi21.com
アクセス:
東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分
都営大江戸線上野御徒町駅A1番出口より徒歩6分
JR御徒町駅南口より徒歩7分
JR秋葉原駅電気街口より徒歩8分
※「アキバタマビ21」は多摩美術大学が運営する、若い芸術家たちのための作品発表の場である。ここは若い芸術家たちが、互いに切磋琢磨しながら協働し共生することを体験する場であり、他者と触れ合うことで自我の殻から脱皮し、既存のシステムや権威に依存することなく自らをプロデュースし自立していくための、鍛錬の場でもある――そうありたいという希望を託して若い芸術家たちにゆだねる、あり得るかもしれない「可能性」の場であり、その可能性を目撃していただく場所である。