-
日程2016年06月25日
-
時間18:00
-
会場青山ブックセンター本店・大教室
南方熊楠 もうすぐ生誕150年
都築響一編
熊楠は圏外か~生涯、肩書きより好奇心。
日程:2016年6月25日 (土)
時間:18:00~20:00
料金:1,944円(税込)
定員:110名様
会場:青山ブックセンター本店・大教室
詳細・お申し込みはコチラ
http://www.aoyamabc.jp/culture/kumagusu3/
***
南方熊楠が2017年に生誕150年を迎えます。
熊楠の好奇心や研究領域は、変形菌、きのこ、密教、超常現象、妖怪、神社合祀反対運動、セクソロジー・・・と広大で、彼を前にすると立往生してしまいそうになりますが、それは、熊楠に知る入口やきっかけがたくさんあるということではないでしょうか。そこで、青山ブックスクールでは、さまざまなテーマやゲストから、熊楠の魅力に迫るトークやレクチャーを開催します。
「出身校も経歴も肩書きも年齢も収入もまったく関係ない、
好奇心と体力と人間性だけが結果に結びつく」
編集者の都築響一さんは著書『圏外編集者』(朝日出版社)の中で、このようにおっしゃっています。生涯、組織に属さず無位無冠、独学を貫き、ただ「知りたいから知る」という純粋な気持ちで研究/調査に没頭する人生を歩んだ南方熊楠は、まさに、肩書きに頼ることなく、溢れんばかりの好奇心と強靭な体力、人々を惹きつける人間性、そして独学で吸収をした知識と知恵をそなえ、菌類の新種発見や『ネイチャー』への歴代最多の寄稿など、多くの結果を出してきました。しかし、そんな熊楠の研究への姿勢や生き方は、時に「アウトサイダー」、都築さんの言葉を借りれば「圏外研究者」と見られていたようです。
また、熊楠が興味関心を抱いた、変形菌やきのこなど、なかなか目を向けられないもの、時には下等なものと見なされてしまう、圏外のものが大半でした。都築さんもまた、作られたマジョリティではなく、メディアが目を向けない生活やアート、音楽に寄り添って、そのおもしろさを発信されています。
では、なぜ、熊楠と都築さんは「圏外」に惹かれ、
圏外という生き方にたどりついたのでしょう。
そもそも圏外/アウトサイドって何でしょう。どこにあるのでしょう。
今回は、『圏外編集者』の著者で編集者の都築響一さんをゲストにお迎えし、南方熊楠顕彰会の田村義也さんとともに、肩書きを持たない熊楠は果たして圏外と言えるのか、熊楠の生き方と業績をもとに考えるとともに、都築さんのお仕事について、そして、これまで取材をされてきた方々の生き方についてお話いただくことで「圏外/アウトサイダー」の意味と魅力を掘り下げていきます。
都築響一さんと、熊楠の好奇心の海原に飛び込みましょう!