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日程2015年04月13日
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時間19:30
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会場恵文社一乗寺店コテージ
日程:2015年4月13日(月)
開場:19時 開演:19時30分 終演:21時
会場:恵文社一乗寺店コテージ(京都市左京区一乗寺払殿町10 恵文社一乗寺店 南側)
料金:1500円+1ドリンク
詳細:http://ignitiongallery.tumblr.com/post/111819889282
2014年10月に発売された多和田葉子さんの『献灯使』は、大災害後の鎖国をした日本を舞台に、身体の弱い子どもの無名と、その面倒をみる曾おじいさんの義郎の、二つの世代の物語です。
政治家は無益な法律改正にあけくれ、子どもたちは微熱が下がらず、老人は元気で百歳を過ぎても死ぬことができない。そんな絶望的な状況が描かれているにもかかわらず、どこか明るく読み進めていけるのは、言葉の力と、外へ出ようとする意志が感じられるからだと思います。
今回、多和田さんには小説集『献灯使』を朗読して頂きます。作中での言葉遊びが声にされるとどのような変化があるでしょうか。また、福島について書かれたドイツ語の詩を説明付きで朗読して頂きます。そのとき言葉はどのように響くでしょうか。
きっと言葉は口に出されると、ぽっと空間に灯りをともし、涌き出すイメージを照射します。
そして、外へ出ていくことについて、多和田さんにご自身の活動とあわせて、お話頂こうと思います。
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件名 : 「言葉の灯り」
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プロフィール:
多和田葉子
1960年、東京生まれ。小説家、詩人。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルク大学修士課程修了。
82年よりドイツに住み、日本語・ドイツ語両言語で作品を手がける。
91年、「かかとを失くして」で群像新人文学賞受賞。93年、「犬婿入り」で芥川賞受賞。
96年、ドイツ語での文学活動に対しシャミッソー文学賞を授与される。
2000年、『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞を受賞。
同年、ドイツの永住権を取得。また、チューリッヒ大学博士課程修了。
11年、『雪の練習生』で野間文芸賞、13年、『雲をつかむ話』で読売文学賞を受賞。
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企画:熊谷充紘(ignition gallery)