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3月

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終了【無印良品:有楽町 ATELIER MUJI】「ベンガルのたなごころ カンタ 彼女たちの針仕事」展 トークイベント

本展では、インドのファブリックに見る、暮らしを彩る手仕事の豊かな世界を紹介します。また、関連イベントとしてトークイベントを開催します。

  • 日程
    2015年03月18日

  • 時間
    13:30

  • 会場
    無印良品有楽町2F ATELIER MUJI

「ベンガルのたなごころ カンタ 彼女たちの針仕事」展
日本には、手に心が宿る「たなごころ」という言葉があります。心をこめた伝統的な手仕事が成熟したその先には、何があるのでしょうか。色あせることなく、時間が味方するものづくりやデザインとは。本展ではベンガル地方のファブリックに見る、暮らしを彩る手仕事の豊かな世界を紹介します。
ベンガル地方の女性たちは、古くは自分や家族のため、現在では産業や民族の誇りを守るために伝統的な針仕事に携わっています。カンタは、古くから伝わるベンガル地方の刺し子です。使い古したサリーなどの布を何枚か重ね合わせ、針と糸で細かい文様や絵柄を思い想いに描きます。この地域の習慣によって女性たちは自由な外出や行動を制限されていましたが、発想はどこまでも自由でした。これらの布は作り手の手を離れてもなお、時間や地域を越えて私たちの心に響きます。使い手の倖せを願い、手間ひまをおしまない女性たちの生活の時間の中で作られた、一枚の布に描かれた美しい世界。まるで私たちを見知らぬ物語へ誘う窓のようです。
本展では、1970年代から現地に足をはこび一枚一枚収集された世界でも類を見ない岩立フォークテキスタイルミュージアムの貴重なコレクションの中から、時を経てますます輝きを増す手仕事に込められた祈りや想い、倖せを感じるカンタを展示します。地域や時を越え、素晴らしい手仕事が導く未知の世界を旅して下さい。

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トークイベント2「暮らしに生きるカンタ―人と技」

自由で楽しそうな文様が色鮮やかに刺繍されたカンタ。いったいどんな女性が、いつ、どこで、どうやって作っていたのでしょうか? また、長い時間をかけてできあがったカンタは、ベンガルの人々の暮らしのなかで、どのように使われてきたのでしょうか? カンタの文様や色使いの意味を読みときながら、カンタに秘められた布と人の関わりに迫ります。

開催日:2015年3月18日(水)
時間 :13:30~15:00(受付13:00~)
登壇者:五十嵐理奈氏
会場 :無印良品 有楽町 ATELIER MUJI[地図を表示]
定員 :60名(参加無料)
申込 :要申込

■五十嵐理奈氏
福岡アジア美術館 学芸員
1999-2000年にカンタの文化人類学的調査のため、インド国境に近いバングラデシュの村に滞在。2001年に「ベンガルの刺繍カンタ」展(福岡アジア美術館)に携わった後、2003年より現職。アジア近現代美術の調査、展覧会企画を行う。

トークイベントのご予約はこちらより承っております。
https://jp.surveymonkey.com/r/5P9ZN5K

ATELIER MUJI ホームページ
http://www.muji.net/lab/ateliermuji/

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