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終了フェスティバル/トーキョー14 『いくつかの方程式』

今最も韓国演劇界で注目されている若手クリエイター集団、クリエイティブ・ヴァキが初来日。

  • 日程
    2014年11月14日 ~ 2014年11月16日

  • 時間
    17:00

  • 会場
    東京芸術劇場 シアターイースト 東京豊島区西池袋1-8-1 Tel.03-5391-2111(代)

フェスティバル/トーキョー14
『いくつかの方程式』
クリエイティブ・ヴァキ
構成・演出:イ・キョンソン
http://www.festival-tokyo.jp/14/program/the-conversations.html

異なる世代の対話から浮かび上がる歴史と現在
 演出家のみならず、建築家や映像作家など、さまざまなジャンルで活動する若手アーティストが集う多元芸術の新鋭集団、クリエイティブ・ヴァキ。現代社会のさまざまな課題をテーマにリサーチやワークショップを重ね、その過程で見出された事実、意識の変化を言語化、視覚化するその手法は、自由かつ鋭い洞察に満ちている。
 ドキュメンタリー的な手法を用いた本作は、朝鮮半島の植民地化と近代化を経験した1940年代生まれと、民主化運動が盛んだった1980年代生まれ、二人の異なる世代の女性が共に食事をとり、会話することから出発する。映像や字幕を交えつつ、次第に明らかにされる二人の隔たりと重なりに、韓国社会の現在が浮かび上がる。

<アーティストプロフィール>
イ・キョンソン
演出家、クリエイティブ・ヴァキ主宰
1983年スイス・バーゼル生まれ。ソウルの中央大学演劇学科で演出を学び、イギリスのセントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマの修士課程を卒業。2007年にクリエイティブ・ヴァキを結成し、現在まで代表および演出家として活動を続けている。過去の演出作品に『The Moving Exhibition』(2009年)、エディンバラ・フェスティバルに参加した『The Dream of Sancho』(2010年)、『カンナムの歴史』(2011年)、『演劇の練習』シリーズ(2013-2014年)など。最新作は、ソウルの南山アートセンターで上演された『演劇の練習—劇場編』(2014年)。2009年にチュンチョン・マイムフェスティバルでドケビアワード受賞。2010年には『Let us move your sofa』で、韓国演劇界で最も権威のある東亜演劇賞の「新しいコンセプトの演劇部門」賞を受賞した。

<上演スケジュール>
2014年11月14日(金)17:00★
2014年11月15日(土)13:00/19:00
2014年11月16日(日)13:00
★クリエイティブ・ヴァキ主宰イ・キョンソンによるポスト・パフォーマンストークあり
チケット:自由席(整理番号つき)2500円(当日+500円)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト
東京豊島区西池袋1-8-1
Tel.03-5391-2111(代)

<まなびのアトリエ:アーティストトーク>
11/16(日)15:00-「クリエイティブ・ヴァキとは何か」
今年、初来日となる韓国の若手クリエイター集団、クリエイティブ・ヴァキ。その主宰であるイ・キョンソンによるアーティストトークを開催する。 韓国演劇界で、今、最も注目されている若手アーティストである彼らは、リサーチやワークショップを出発点として、ドキュメンタリー性の強い作品を多く創作している。演劇の枠組みを超えた、挑戦的でアイデアにあふれる作品は、劇場のみならず、屋外で上演されるなど、ユニークなアプローチにも定評がある。
今回のトークでは、過去作品の紹介を軸に、作品創作のプロセスや、そこに至る思想に迫る。ヨーロッパでの公演も行い、韓国国内で演劇賞を受賞するなど、国内外で評価を高めているクリエイティブ・ヴァキとは何なのか。その魅力を紹介する。

日時:2014年11月16日(日) 15:00~
入場:無料(予約優先)
会場:東京芸術劇場 シアターイースト
東京豊島区西池袋1-8-1
Tel.03-5391-2111(代)

<シンポジウム「アートにおける多様性をめぐって」>
テーマ「韓国多元芸術、その現状と可能性」
パネリスト:キム・ソヨン、パン・ヘジン、イ・スンヒョウ
司会:植松侑子(フェスティバル/トーキョー)
日時:11月16日(日) 19:00-21:00
会場:東京芸術劇場アトリエイースト(まなびのアトリエ)
入場無料/要予約/定員50名(先着順、定員に達し次第終了)

多元芸術とは、英語ではInterdisciplinary Art(=多分野にまたがる芸術)、もしくは Multidisciplinary Art(=多くの領域にわたる芸術)と訳され、演劇、ダンス、映画、美術 、文学、音楽、コミュニティーアートまで含む様々な芸術分野が混在したハイブリッドなジャ ンルのことを指す。この言葉が韓国で使われ始めたのは2000年代前半からで、もともとは舞台 芸術において既存のジャンルで括れない作品を指すための文化行政用語として生まれたもので ある。既存のカテゴリー以外はすべて多元芸術に含むことができるため、その定義づけは困難 とされているが、最終的な成果物としての作品形態を既存の枠に収める必要がなく、自由な発 想・表現で物事を解釈・創造することが可能であるため、現在注目すべきアーティスト/作品 がこのジャンルから次々と誕生している。社会的なテーマを扱う作家が多いことも特徴のひとつに挙げられるだろう。本シンポジウムでは、評論家・翻訳者でありながら自身も多元芸術プ ロジェクトを企画するパン・ヘジン、多元芸術に関する政策を研究するキム・ソヨン、国際多 元芸術フェスティバルのディレクターのイ・スンヒョウを招き、韓国で多元芸術が生まれた背 景を紐解きながら、韓国の同時代舞台芸術界に与えた影響、そしてこの流れはどこへ向かうの か、韓国の多元芸術の最先端を追う。

<パネリストプロフィール>
★パン・ヘジン【韓国】
評論 家、企画・制作者、翻訳家
舞台芸術と映画、現代アートなど様々な分野を横 断しながら評論活動をしており、韓国の評論紙「客席」とソウル国際舞台芸術フェスティバル (SPAF)で評論賞を受賞した。最近は作品制作や企画にも携わり、国立現代舞踊団のプロジェ クト「ダンスが語る:Cross Cut」のドラマトゥルク、「迂回空間」の演出、「¡No Dance!: Between Body and Media」展の企画を担当した。現在多元芸術プロジェクト「認識障害劇場 Hypermetamorphosis Theatre」を準備している。「カール・テオドア・ドライヤー」、「ロベ ルト・ロッセリーニ」など著書・翻訳書多数。
★キム・ソヨン【韓国】
批評家、雑誌「演劇評論」編集委員
韓国芸術総合大学演劇 院卒業。批評家として活動しながら「カルチャーニュース」、「Weekly@アートマネージメン ト」の編集長を務めた。現在は演劇雑誌「演劇評論」の編集委員を務めている。アーツ・カウ ンシル・コリアが多元芸術の枠組みを作った2005年から09年まで多元芸術委員会の委員を務め るなど、多元芸術に関する政策を研究している。

★イ・スンヒョウ【韓国】
フェスティバル・ボム ディレクター
1984年ソウル生まれ 。2009年から東京に滞在しながら『フェスティバル/トーキョー』や「十六夜吉田町スタジオ 」のアジア関連事業に関わる。韓国の多元(ダウォン)芸術とアートフェスティバルをテーマ とする研究者としても活動中。2013年7月に『フェスティバル・ボム』の第2代目ディレクタ ーに就任し、韓国と日本を拠点に活動している。

<キャスト・スタッフ>
構成・演出:イ・キョンソン
脚本・出演:ソン・スヨン、ユ・ミョンサン、ナ・キョンミン、イ・エスン
ドラマトゥルク:ジャン・スジン
舞台監督:ソ・スヒョン
照明デザイン:コ・ヒョクジュン
演出助手:ヒョン・イェソル
東京公演スタッフ
技術監督:寅川英司
照明コーディネート:佐々木真喜子(株式会社ファクター)
音響コーディネート:相川晶(有限会社サウンドウィーズ)
制作:InBetween、喜友名織江・砂川史織(フェスティバル/トーキョー)
共催:国際交流基金(国際交流基金 東アジア共同制作シリーズ vol.2)
後援:駐日韓国大使館 韓国文化院
製作:クリエイティブ・ヴァキ
主催:フェスティバル/トーキョー

<チケット>
料金:一般前売 自由席(整理番号)2,500円(当日+500円)
一般前売 2,500円
ペア   2,250円
5演目セット 2,000円
3演目セット 2,125円
学生※当日券共通。当日受付で要学生証提示 1,600円
高校生※当日共通権。当日受付で要学生証または年齢確認可能な証明書の提示 1,000円
取扱:
F/Tチケットセンター
東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあ[P コード:560-987]、カフェンティ

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