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日程2014年11月11日
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時間19:30
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会場WWW
“歌を作って歌うことは人間に本来的に備わった能力”
強いて言えば「エミルー・ハリスの深い源泉、ルー・リードの痛切な歌詞、マヘル・シャラル・ハシュ・バズあるいはジョニ・ミッチェルの歓び」(公式サイトより)に近いという伝説的シンガー/ソングライター、ケイス・ブルームの音楽と言葉は、カントリー、フォーク、ブルースといったアメリカ民俗音楽とも言うべき音楽的語彙を奇を衒うことなく用いていながらあくまで現代的な響きを持ち、誰にもジャンルを特定することができず、ただ直接的で深い感動を喚び起こします。1970年代から80年代半ばにかけて、ローレン・(マザケイン・)コナーズ、トム・ハンフォードらとの共同作業で数々の傑作アルバムを少数限定盤で発表して以降、アルバムが絶版になるに任せ、作曲を続けながら地元で子供たちに音楽を教えたり馬を訓練したりしていたブルームは、リチャード・リンクレイター監督の映画『恋人までの距離(Before Sunrise)』(1995、音楽フレッド・フリス)で名曲『Come Here』が使われたことで再発見され、近年は精力的にアルバムを発表、2009年以降はツアー演奏も行っています。子供たち、特に幼児に音楽を教えることで「歌を作って歌うことは人間に本来的に備わった能力」であることが分かる、そして「カオティックで有害でもあり得る感情の痛みを、創造的なエネルギーに転化することで、子供や大人の人生は変容する」と言うブルームは、その能力を脇目も振らず極限まで掘り下げたアーティストでもあります。初来日です! 彼女を深くリスペクトする工藤礼子は、抑えようとしても浮上してくる「骨の中に閉じ込められた燃える火」(エレミヤ書20:9)のような言葉を、現実を記録する「速記者」のように歌にしているといいます。遠くて近い2人の孤高のシンガー/ソングライター、初の共演。お見逃しなく!
会場:WWW
日時:11月11日(火)19:00開場/19:30開演
料金:前売 2,500円/当日 3,000円
チケットはこちらから↓
http://www.soundlivetokyo.com/2014/schedule_tickets.html