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投稿者:PoolSideNagaya


3月

09

終了古川日出男、柴田元幸らによる朗読劇『銀河鉄道の夜』追うロードドキュメンタリー映画

  • 日程
    2014年03月09日

  • 時間
    11:00

  • 会場
    ユーロスペース

小説家の古川日出男らによる朗読劇『銀河鉄道の夜』のドキュメンタリー映画『ほんとうのうた~朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って~』が、『東京国際文芸フェスティバル2014』の参加作品として3月9日に東京・渋谷のユーロスペースで先行上映される。

古川が宮沢賢治のビジョンを震災後の視点から戯曲化した朗読劇『銀河鉄道の夜』は、詩人の管啓次郎、音楽家の小島ケイタニ―ラブ、翻訳家の柴田元幸と共に作り上げた声の舞台。『ほんとうのうた~朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って~』は、東北をはじめ全国各地を巡った『銀河鉄道の夜』を追ったロードドキュメンタリーに仕上がっている。

監督は、2年間にわたって彼らの旅を追った河合宏樹。ドキュメント映像や出演者のインタビューに加え、マームとジプシーやチェルフィッチュ作品への出演で知られる女優の青柳いづみが、東北で賢治作品を朗読するシーンなどを交えながら朗読劇の軌跡を追う。なお、出演者らを迎えた舞台挨拶、ミニライブの開催が予定されている。

<東京国際文芸フェスティバル2014参加作品>
映画『ほんとうのうた~朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って~』
2014年3月9日(日)、渋谷・ユーロスペースにて先行プレミア上映決定!
公式HP http://milkyway-railway.com/movie/

出演:古川日出男、管啓次郎、小島ケイタニ―ラブ、柴田元幸/青柳いづみ
監督:河合宏樹
撮影:森重太陽、新見知哉、渡邉有成、近江浩之、瀬川功仁
製作・宣伝:浦谷晃代(Diet Chicken)
WEB:仮屋千映美、宣伝美術:牧寿次郎
美術:サカタアキコ、音楽:小島ケイタニーラブ
主題歌:ANIMA「サマーライト」(WEATHER/HEADZ)
協力:朗読劇「銀河鉄道の夜」実行委員会
2014/100分予定/カラ―/デジタル/16:9

日程:2014/03/09(日)
時間:開場10:40 開映:11:00
会場:渋谷・ユーロスペース
料金:1,700円(前売り・当日ともに同料金)

★出演者舞台挨拶トーク&ミニライブ決定!
登壇予定:古川日出男、管啓次郎、小島ケイタニ―ラブ、柴田元幸ほか

★渋谷・ユーロスペース劇場窓口にて 2/1(土)より特典付き前売り券販売スタート
劇場窓口にてお買い求めの方に『小島ケイタニーラブ特別限定オリジナル音源CDR』をプレゼント!
・前売り購入時に引換券をお渡しし、特典は上映当日に劇場窓口にて引き換えとなります
・前売り券の数に限りがございますので、お早めにお求めください。

<INTRODUCTION / STORY>

2011年12月24日、朗読劇「銀河鉄道の夜」が誕生した。

震災後、宮澤賢治の声を手がかりとして、小説家・古川日出男と仲間たちが見つめ続けた世界の2年間を追う。
古川が賢治のヴィジョンを震災後の視点から戯曲化した「銀河鉄道の夜」。詩人・管啓次郎、音楽家・小島ケイタニ―ラブ、翻訳家・柴田元幸と共に作り上げた声の舞台は、東北をはじめ全国各地をめぐり、土地ごとの変容をとげました。失われた人々への鎮魂と、未来への希望。どこまでも続く線路の旅に伴走するロード・ドキュメンタリーです。

監督は、2年間に渡り彼らの旅を追った河合宏樹。独自の視点で切り取ったドキュメント映像、出演者のインタビュー、そして、そこに朗読劇の観客の一人である女優・青柳いづみが、彼らの訪れた東北の土地を裁縫する”新たな視点としてが加わります。レールに導かれるように乗車し、その土地で賢治を朗読する彼女を通して、銀河鉄道が土地から受け取ったメッセージをみつめます。

<出演者プロフィール>

古川日出男(ふるかわ・ひでお)

1966年生まれ。小説家、ただようまなびや学校長。主な著書に『馬たちよ、それでも光は無垢で』(新潮社)、『LOVE』(新潮文庫、三島由紀夫賞)、『ベルカ、吠えないのか?』(文春文庫)、『アラビアの夜の種族』(角川文庫、日本推理作家協会賞・日本SF大賞)、『聖家族』(新潮文庫)、『南無ロックンロール二十一部経』(河出書房新社)。CDブック『春の先の春へ 震災への鎮魂歌/古川日出男、宮澤賢治「春と修羅」を読む』など、文学の音声化にも積極的に取り組む。最新作は蜷川幸雄が演出した戯曲の完全版『冬眠する熊に添い寝してごらん』(新潮社)。

管啓次郎(すが・けいじろう)

1958年生まれ。詩人、比較文学者、明治大学教授。主な著書に『コロンブスの犬』『(河出文庫)、『斜線の旅』(インスクリプト、 読売文学賞)、『野生哲学 アメリカ・インディアンに学ぶ』(小池桂一との共著、講談社現代新書)など。サン=テグジュペリ『星の王子さま』(角川文庫) など翻訳書も多数。11年、野崎歓とともに『ろうそくの炎がささやく言葉』(勁草書房)を編集、『チェルノブイリ 家族の帰る場所』(朝日出版社)翻訳。最新作に詩集『時制論 Agend’Ars4』、『ストレンジオグラフィ』(ともに左右社)。http://monpaysnatal.blogspot.jp/

小島ケイタニーラブ(こじま・けいたにーらぶ)

1980年生まれ。音楽家。2009年、バンド「ANIMA」でデビュー。朗読劇『銀河鉄道の夜』では作詞作曲歌唱を中心に、フィールド録音を駆使した音響デザインを手がける。2012年、主題歌「フォークダンス」を収録する初の弾き語り作品『小島敬太』(WEATHER/HEADZ)を発表。2013年には舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー13」にてドイツのアートユニット〈リミニ・プロトコル〉のサウンドデザインをゴンドウトモヒコ(pupa)と共に担当。2014年からRainy Day Bookstore & Cafe にて初の定期イベント「ラブナイト」を開始する。 http://www.keitaney.com/

柴田元幸(しばた・もとゆき)

1954年生まれ。翻訳家、東京大学教授。訳書にポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、トマス・ピ ンチョン、エドワード・ゴーリー、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソンなど多数の現代アメリカ作家を翻訳。最近の著訳書にポール・ラファー ジ翻訳書『失踪者たちの画家』(中央公論新社)、翻訳書『アメリカン・マスターピース 古典篇』(スイッチ・パブリッシング)など。2013年10月に責任編集文芸誌『MONKEY』を創刊(スイッチ・パブリッシング)

青柳いづみ(あおやぎ・いづみ)

1986年生まれ。俳優。桜美林大学総合文化学群にて演劇を専攻。2007年、藤田貴大率いるマームとジプシーの旗揚げに参加。翌年、チェルフィッチュに『三月の5日間』ザルツブルグ公演から参加。以降、両劇団を平行して活動。2013年3月、演出家の飴屋法水と共同で短編作品『キッチンタイマー』を発表。7月、瀬田なつき監督の短編映画『5windows mountain mouth』出演。8月、漫画家・今日マチ子の代表作をマームとジプシーが舞台化した『cocoon』に主演。今日と藤田の共作漫画『mina-mo-no-gram』では、主人公青柳いづみとして登場している。9月、小説家・川上未映子の詩 (書き下ろし『まえのひ』含む) を一人芝居として上演。

<監督>
河合宏樹(かわい・ひろき)
映像制作を主軸に、イベントの企画制作を行う自由展開型プロジェクト「Pool Side Nagaya」主宰。(http://poolsidenagaya.com/)学生時代より自主映画を制作、様々なミュージシャン、パフォーマーなどの撮影を続け、2007年より小説家・古川日出男の活動を追い続ける。

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