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日程2014年03月21日 ~ 2014年04月20日
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時間12:00
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会場photographers’ gallery
1979年に都市の人間模様を写した『写真特急便 東京』No.1 ~ No.12でデビューを果たした北島敬三が、ふたたび連続写真展と写真集をスタートします。
時代も1970年代とは大きくかわり、1991 年のソ連崩壊と冷戦の終結以降、ネオリベラリズムの台頭と自由主義経済のグローバル化、コンピューターネットワークとサプライチェーンの拡充、ショック・ドクトリンとあらゆるジャンルで進められる市場開放、世界各地で頻発する内戦や終わりの見えない地域紛争、とりわけ日本においては、2011年に起きた東日本大震災と福島の原発事故をとおして、私たちは「目の前の現実が、突然何か別のものに姿を変えてしまうような経験」を幾度も積み重ねてきました。北島はとくに、三陸と福島の被災地の撮影をとおして、抜き差しならない目の前の現実と、何処からともなく侵入してくるイメージの圧倒的な現実性とを区別することが不可能なことを改めて実感したといいます。
私たちはすでに、かつてのように局所的、単眼的なパースペクティブで世界を受容、経験することがきわめて困難な時代の中にいるのではないでしょうか。
この連続写真集『UNTITLED RECORDS』は、こうした時代の向来向後をめぐる一つの視覚資料になることを目的としています。撮影地は三陸、福島の被災地を含め、北海道から沖縄まで全国各地におよびます。写真展の開催と写真集の発行は年4回のペースで全20回以上が予定されています。
*連続写真展は年4回のペースで全20回が予定されています。
*撮影地は三陸、福島の被災地を含め、北海道から沖縄まで全国各地におよびます。
*同時並行で、連続写真集『UNTITLED RECORDS』Vol.1~も刊行される予定です。
*Vol.1 展示内容/大型カラー作品を展示、点数は未定
北島敬三連続写真集『UNTITLED RECORDS Vol.1』
【2014年3月発売】
撮影地:広島、青森、東京、横浜、長野、八戸、千葉、沖縄 (1999~2003)
ISBN 978-4-907865-00-9
B4変形判 カラー16頁
定価 2000円+税
発行 KULA
発売 photographers’ gallery
■北島敬三(きたじまけいぞう)略歴
1954年、長野県生まれ。日本写真協会新人賞(1981)、第8回木村伊兵衞賞(1983)、第32回伊奈信男賞(2007)、日本写真協会作家賞(2010)、第26回東川国内作家賞(2010)、第12回さがみはら写真賞(2012)を受賞。
主な写真集に『写真特急便 沖縄(全4巻)』(パロル舎、1980)、『NEW YORK』(白夜書房、1982)、『A.D.1991』(河出書房新社、1991)、『The Joy of PORTRAITS』(RAT HOLE GALLERY、2009)、『ISOLATED PLACES』(RAT HOLE GALLERY、2012)など。2012年、『写真特急便 東京』の復刻版『PHOTO EXPRESS TOKYO』(STEIDL/LE BAL、ドイツ)が刊行。最新刊に『USSR 1991』(Little Big Man、アメリカ、2012)。個展・グループ展多数。近年、「北島敬三1975-1991コザ/東京/ニューヨーク/東欧/ソ連」(東京都写真美術館、2009)、「ISOLATED PLACES」(RAT HOLE GALLERY、2012)などを開催。