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日程2014年02月01日 ~ 2014年02月23日
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時間10:00
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会場青葉区あざみ野南1-17-3
本展は、独自のアプローチで写真表現を拡張し、私たちの視覚に揺さぶりをかけるアーティストの作品を通して現代写真の現地点を探る展覧会です。
多和田有希は、写真の表面を消しゴムや鋭利な金属で消したり削り出したりする手法で、都市や集団に潜む狂気を可視化しています。
春木麻衣子は、大胆なトリミングと白黒を強調した画面構成の写真で新たな世界を提示しています。
吉田和生は、写真の成り立ちへの疑問を出発点に、デジタルとアナログ手法を行き来しながら光の考察を行っています。
3人の写真は、被写体のみが重要なのではなく、写されていないことや消された対象、イメージが獲得された過程に着目すべき点で新しい境地を開いています。
本展では、既存の写真表現の境界を押し広げる3人の作品を通して、私たちの「見る」という行為を問い直します。
また本展とともに、平成25年度横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展『戦争とカメラ』を同時開催する他、出品作家が登場するイベント等も行われます。