死体写真家である釣崎 清隆の写真展に行ってきました。
「どうか目を背けないでほしい。死者の尊厳を守れるのは他でもない、生き残ったあなたしかいないのだから」と彼が監督しているJUNK FILMSでもメッセージを添えてるように彼が撮る写真にはよくその表情が写真に表されていると思います。
遠い国で写真は多く撮られていて自分には関係のない出来事のように思えるがそれは間違えで日本、もしくは自分の身の回りで殺人事件や自動車事故は起きている、だけれでもこの写真を見ても死は身近かに感じることはできず異質な存在に見えました、親類や友人が死ねばこの写真をみたときに今までと違った感情が芽生えるのでしょか。彼の写真を見るといくつかの写真に子供や地域の人々が入り込んでいて、その人たちは死体に対して気にとめていない。被写体になっている世界では死が日常に関わっているからなのからでしょうか。この写真を見て特に嫌悪感は感じなかったです、このような写真を見て不快に思う人もいるかもしれません。でもこのような写真や映画を表現する場所がなくなるのは危険なことだと思う。多様性を本当に存在させたければ倫理や文化を超える思想や表現が出てきた時にその存在を認めることについて判断しようとする試みがなくては本当の意味での多様性は成立しないと思いました、