試写会を見てきました。
この映画は、思春期の息子と母の物語でした。
ある意味、誰もが経験したであろう感情が非常に丁寧に描かれておりました。
自分自身のことに引き当てても、たいへんに共感できる内容であったと感じることができました。
同年代を描いた映画は、結構あまたあるようであります。
しかしながら、この映画がより優れているのは次の点です。
当時17才だった監督をしているのですが、ご自身で脚本を書き、また主人公を演じたことで、より真実味をもって観客に共感を促すことに成功した点です。
監督・脚本・主人公のグザヴィエ・ドランさんの苦悩と複雑な感情が非常に伝わってきてよかったです。
『1989年、カナダ生まれ。』若いですね。
『6歳で子役として活動を始める。17歳の時に書き上げた脚本で監督と主演をつとめた本作で、2009年カンヌ映画祭で史上最年少受賞という鮮烈なデビューを飾った』というこの監督の作品をこれからも注目をしていきたいなと感じました。