初めにこの物語は、イスラエルとパレスチナの間の問題で、18年前の戦争にもかかわらず、今も壁があり、自由に行動出来ない現実があるという事。そして、その状況が現実であるという事に衝撃を受けました。
湾岸戦争が始まった時、私は中学生で、テレビの中で繰り広げられている戦争をまるで映画を見ている様な感覚で現実に起こっている事に思っていませんでした。
壁の中と外でこんなにも、生活/文化が違い、それぞれがそれぞれの生活をしている中で、子供の取り違えという事を通して、認めあい、通じあっている様は、互いの懐の深さ、勇気を感じました。私だったらどうか?母の立場だったら?息子の立場だったら?果たして、現実を受け入れる事が出来たかどうか?もちろん受け入れなきゃいけない事はわかってはいても、すごく時間がかかるか、受け入れる事が出来なかったんじゃないかという事ばかり考えてました。
この2組の家族の精神的強さに感銘を受けました。
日本がいかに平和で情報が蔓延しているのに閉鎖的だなと改めて思いました。
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