2012-11-04

『ボーンズ・ブリゲード』クロスレビュー:ボーンズ・ブリゲード 真実の姿! このエントリーを含むはてなブックマーク 

目頭が熱くなった!僕も当時は打撲、ねんざ、骨折は当たり前のスケート生活。80年代後半に訪れた空前のスケート・ブームの中、ついにBones brigadeが来日。数あるデモの中でも、当時最先端のクラブ ”六本木Tulia” で行われたランページ・ショウの迫力とキラメキは今でも目に焼きついている。そんな憧れの完全無欠のヒーロー達が、かくも挫折や葛藤を繰り返していたとは…。やはり彼らも一人の人間なのだと痛感させられた。マクギルが、キャバレロが、トニーが、ゲレロが、そしてミューレンが、栄光と挫折、誹謗中傷にまみれた半生を振り返っていく。まさか、あのランス・マウンテンが泣くなんて…!

監督のステイシー・ペラルタは、当初この映画の企画には気が進まなかったと公言していたが、Dogtown &Z-Boysに続き、僕達に新たなビッグ・プレゼントをくれた!彼自身も、映画監督として、人間の内面を描き出すという新境地に至ったのではないか?この映画なくして、彼らの実像を知ることはなかったのだから。 Thank you Stacy! Thank you Bones brigade!

Yosuke Yamaguchi

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