2012-08-14

ソハの地下水道 クロスレビュー 真のヒーローとは?! このエントリーを含むはてなブックマーク 

マスコミ試写会にwebDICE編集部からご招待頂きました。
ありがとうございます。

場所は京橋のテアトル試写室。
こじんまりしているけどなかなか見やすい試写室です。

ユダヤ人を地下水道に匿い保護した男の実話。
信じられないくらいの極悪地獄な環境の中、そこに生きる人とソハとの関わりを描く。
その脚本や美術、メイクに至るまで重々しくヘビーな内容が心を揺さぶる。

ユダヤ人を自分の知りえた迷路のような地下道になりゆきながら、匿うことにことになってしまったソハは金銭の見返りを求める姿から求めなくなる。でもそうした自身の姿が嫌でわざと自分のお金を渡して見返りを受け取るような形をとる。また地下道で生まれた子供すら、自分の子供として育てようとする。

この混乱期、いかにもヒーローを気取るのではなく、時代の流れやその成り行き上、仕方なくそうならざる得ないがそれが粗野なヒーローである男ソハが、この映画の基本的な中心の肝であることは間違いない。

多々、こうしたユダヤ人迫害の映画など多い中で一風、変化球的な映画だけど、その事実と脚本はあいなって素晴らしい魂の叫びの映画であるといえる。

時間は2時間半ですが、全く長さは感じられず、一見の価値ある作品。
ぜひ一人でも多くの人に見てもらいたい。

キーワード:

#eiga


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kiko

ゲストブロガー

kiko

“この試写に行きたくて応募しました。”


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