『鉄男 THE BULLET MAN』見ました。
昔見た『鉄男 TETSUO』とどうしても比べてしまいますが、
やっぱりあの時見た衝撃度には遠く及ばない出来でしたね。
これはモノクロにした方が凄みが出たのでないでしょうか。
改造人間という設定は仮面ライダーのショッカー怪人と
重なり興味を沸かせてくれましたが、いかんせん今回はついていけませんでした。
スピード感あるシーンは全く無し、
期待していたメタリック感的世界もほどんど感じなかったし、
ではストーリーの方はというとこれもチープで引き込まれないし、
怖くも毒々しくもなく、ただたんに爆音だけ印象に残るだけ、
謎の男「ヤツ」の扱いも中途半端で、全てにおいて物足らない物でしたね。
これが「鉄男ワールド」といわれれば仕方がないですが、
退屈で退屈でどこが21世紀ヴィジュアル・ショックなのと突っ込みたい気分で残念です。
見た後に悪夢を見させてくれるようなアイデアとセンスが欲しかったなぁ~!
これでは単なる塚本晋也監督のマスターベーションムービーとしか思えませんね。