2009-12-17

イチローのストライクゾーンと写真 このエントリーを含むはてなブックマーク 

あ~、メガネが壊れた。

ぼーーーっとしたまま一週間。

日常生活は困るけど、眼が悪い人ならわかるだろうけど、この時期、クリスマスツリーや飾りはとてもきれいに見えます(笑)。

でも、このままではとても不便なのでやっとメガネを作りに行ってきた。評判の良いメガネ屋と聞いて千葉県の佐倉まで行ってきた。片道一時間半。

そこの社長が面白い人で、食べ物や、過去の仕事なども聞いいてくる。問診表の段階でも食生活を書き込むところがある。検査も今までやったことのない検査が多かった。検査だけで45分ぐらいかかったかな。トータルで3時間ぐらい滞在していた。

肉を食べ過ぎると横の乱視、魚を食べ過ぎると縦の乱視が起こると言う。目のこと以外も診断してくれるんだけど、僕はけっこう集中力があるので目を酷使しているらしい。一日一回15分、ボーッとする時間を持ちなさいと言われた(笑)。

  *

ちなみに、イチローって視力は0.4なんだって。

今回一番驚いたのはこの話(笑)。

どうして、その視力であの大リーグの球が打てるのか。

日刊スポーツ の記事を引用させてもらうとイチローは「空間察知力」が鋭いらしい。球を見ているのではなくて、球を空間で捉えているらしい。

僕は写真をやっているので、どうしても一点を集中して見るのは避けて通れない行為。でもイチロー方式で写真が撮れたら、もしかしたらいい写真が撮れるんじゃないか。

僕で言えば、ピントを合わせるということは、イチローで言えば球をとらえるということ。

そして、僕はシャッターを寸分狂わず押す。カシャ!

イチローはバットを振る。カキーン!

シャッターを押した瞬間、写真を見なくても「いいのが撮れた!」っていう感触があることがある。ホームランだ。

シャッターを押した瞬間に、被写体が目をつぶってしまったら空振りだ。被写体が動いてしまったら、それも空振り。でも目をつぶった、動いたというのが自分でちゃんと見えていれば、それはボールとなって、もう一回打つことが許される。

なんだか、写真と野球って似てるな。

被写体、背景、前ボケ、後ろボケ、その周囲を全て一瞬で判断する。

そして、ファインダーの四隅を見て撮る(これ、非常に大事なこと)。

この四隅ってまさに野球のストライクゾーンと同じじゃん!

ファインダーの四角はストライクゾーンだったんだ!

あ、じゃ、いいんじゃん、今のままで。

なんか見えた! そうそう、それそれ(もう自己完結の世界)。

うん、俺、ストライクゾーンで被写体を捉えてる。

あ~、なんか気持ちいい(笑)。

(今、凄くいい写真が撮れそうな気持ちに高揚してる)

メガネ屋さんに行ったのに、写真のことで重要なことに気がつかせてもらった。

やっぱりいいメガネ屋さんなのかもしれない。

ありがとうございます。

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Makoto♪

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