かなり難しいテーマを扱った作品です。
人の孤独でいることへの難しさ、家族との絆の必要性などを考えさせられる
作品でした。
話としては自分の息子を手に掛けてしまった女性が服役を終え出所し
長い間音信普通であった実の妹やその周りの人々が支え
生い立ちを入れながら様々な心の闇を晴らしていき、かつ息子殺しの顛末を少しずつ
明らかにしていきます。
15年振りに出所したばかりで完全に心を閉ざしてしまい本来にはなかったであろう性格を
出してしまい、周りはもとより自分自身で戸惑う女性をクリスティン・トーマスが
好演しています。
彼女を支えるのが妹をはじめとする周りの人々達。
ただ支える側にも皆それぞれ様々な悩みを持っており人生が一筋縄では
いかないとう難しさをエルザ・ジルベルスタインなどの役者さんがうまく
演じていています。
家族、友人等の大切さや繋がりなどを表現した現代における人間界の縮図の
ような作品でした。
総体的に感動する話しではあるのですが、見終えてふっと思いました。
自分の周りでこれだけ素晴らしい支えがあるのか?と自問自答
しました。きっとあるんだろう、それにきずいていないだけなのだと。